2023年の東大寺二月堂修二会(お水取り・お松明)。こちらでは、そのイベントの時刻や日付、アクセス情報、観覧できる場所、さらにはその背景や意義についてもお伝えします。
東大寺二月堂修二会(お水取り・お松明)2024の日程・時間・場所について
2024年の東大寺大松明・お水取りイベントは、実に1273回目となる長い歴史を持つ仏教の儀式です。
イベントの期間は2023年は3月1日(水)から3月14日(火)まで行われました。2024年も同じころ行われると思います。
その中でも特に注目されるのがお水取りとお松明です。
これらの儀式は、二月堂で開催され、多くの観光客が参加します。
儀式のスケジュールは次のとおりです。
3月1日から11日と13日は、夜7時頃から約20分間、10本の重さ40㎏、長さ7mの松明が回廊を照らします。12日には、翌13日のお水取りに先駆けて、19:30頃から約45分間にわたり、籠松明が行われます。この日は松明の数が11本に増加し、サイズも通常より大きくなります。そして、最終日の14日は、18:30頃からわずか10分間で、一連のお松明が上がります。これは、翌15日に行われる満行に備えて行われる儀式です。
以下が要求された情報を表にまとめたものです。
日付 | 時間 | 儀式の内容 | 松明の数 | 松明の重さ(㎏) | 松明の長さ(m) | 儀式の時間(分) |
---|---|---|---|---|---|---|
3月1日~11日, 13日 | 19:00頃 | 回廊を照らす松明 | 10 | 40 | 7 | 約20 |
3月12日 | 19:30頃 | 籠松明 | 11 | – | – | 約45 |
3月14日 | 18:30頃 | 一連のお松明が上がる | – | – | – | 約10 |
お松明の火の粉に触れると、1年間健康で幸せに過ごせるとも言われています。
それでは、この特別な東大寺二月堂修二会の詳細について一緒に見ていきましょう。
東大寺二月堂修二会(お水取り・お松明)2024の見どころについて
2023年の修二会は新型コロナウイルス対策により、日程や観覧場所に一定の制限が設けられました。特に3月11日の17:30からと、3月12日の16:00からは、二月堂の周辺には立ち入ることができませんでした。また、その他の日も観覧スペースが満員になると、立ち入りが制限されていました。
観賞可能な場所は基本的に二つです。
◎二月堂前の広場と舞台下の芝生
通常であれば、3000~4000人が立ち見できる広々としたスペースです。
◎第二拝覧所
二月堂から約200m離れた位置にあり、遠くの炎を幻想的に眺めることができます。
2023年は混雑が避けられた一方で、人数制限のために「足を運んでも観れない」状況もあったようです。2024年には通常通りの日程で開催される予定です。
火の粉のご利益によって、一年間健康で幸せに過ごせるとも言われていますね。
東大寺二月堂修二会(お水取り・お松明)2024の由来や歴史について
修二会として知られるお水取りとお松明は、その歴史が1273回にわたり、一度も中断されることなく続いています。
起源は天平勝宝4年(752年)で、数々の天災や疫病を乗り越え、堂々とした歴史を刻んできました。
この儀式は、一般の人々には非公開の本尊「二月堂の十一面観音菩薩」に対して行われ、僧侶たちは自分たちの行いを反省しながら、人々の福祉や社会の安寧、五穀豊穣を願っています。
儀式に参加する僧侶、練行衆は、身を清める合宿生活を2月の下旬から始め、3月1日からは二月堂で毎日6回の「十一面悔過」の祈りを捧げます。この修二会で特に有名なのはお松明ですが、その本質は「二月堂への移動のための照明」であり、もともとは小さな灯でした。江戸時代からは一種のパフォーマンスとして進化し、今ではダイナミックな風景となっています。
お水取りは、二月堂近くの井戸、閼伽井屋から水をくみ上げる儀式です。この儀式の由来は、遠敷明神という神様が集まりに遅れ、その謝罪として湧き水を提供したとされています。お松明は火祭りのようなイメージが強いですが、実際には修二会は練行衆の厳格な修行に支えられています。修二会の由来や歴史を理解すると、より深い厳粛さを感じられるでしょう。
東大寺二月堂修二会(お水取り・お松明)2024へのアクセス
東大寺で開催される二月堂修二会へのアクセスはいくつかの方法があります。
車で訪れる方
名神高速道の京都南ICから京奈和自動車道を利用し、約60分の距離です。もう一つのオプションとして、西名阪自動車道の天理ICから国道169を北向きに進むと、約30分で到着します。
公共交通を利用する
近鉄奈良線の奈良駅が最寄りです。駅から東へ登大路町を歩くと、約20分で到着します。
バスを利用する方は、JR奈良駅または近鉄奈良駅から市内循環バスに乗って、東大寺大仏殿・春日大社前で降りた後、徒歩で約5分です。
または、近鉄奈良駅からぐるっとバスに乗り、大仏殿前駐車場で降りると、目的地はすぐそこです。
東大寺二月堂修二会(お水取り・お松明)2024の駐車場について
駐車場については、境内には専用のものは存在しないので、近くの有料駐車場を使ってください。
近隣の駐車場も混雑しているかもしれません。
お水取りの最中は、渋滞や混雑で駐車場が見つからない、または見つかってもすでに満車で停められないという状況は避けたいものです。
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まとめ
以上、東大寺二月堂修二会(お水取り・お松明)2024の日程・時間・場所、見どころ、アクセス等について解説しました。
修二会の歴史と意義については、その始まりは奈良時代に遡り、2024年で1273回目を迎える歴史的な催しです。
開催中は混雑しますので、ぜひ駐車場の対策をしていくといいですね