【恵方巻き怖い】その起源は？　節分はかつては恐ろしい行事だった！

新年の雰囲気も一段落すると、次は節分の時期ですね。

コンビニでは、1月3日もすぎると、すでに恵方巻きが飾ってありました。

スーパーや百貨店では、豆まき用の豆が販売されていたり、恵方巻きの注文が始まります。

恵方巻きは、その年の吉方向に向かって無言で食べると、幸せが訪れるとされています。
しかし、インターネットで調査すると、恵方巻きが幸せをもたらすどころか、怖いとされる写真や話が出てくるようです。何が話題になっているのか、興味が湧いたので調査してみました。

　

「恵方巻きは怖い」という動画？

まず、インターネットで「恵方巻き、怖い」と検索をかけると、「恵方巻きは怖い」という動画が出てきます。

その動画を視聴してみると、確かに不気味な加工がされていますが、単に恵方巻きを食べているだけの映像です。

ただし、速度を上げているために怖い表情に見える部分もあり、確かに不気味な雰囲気は感じられるのは間違いありません。そのように編集しているからですね。

それでも、家族全員で皆が同一方向を見て、一言も発さずにただ恵方巻きを食べ続けている様子を他人が見たら、確かに何か不気味に感じるのかもしれませんね。

外国人がこれを見たら、何が起きているのかと驚くでしょう。まるで何かに操られているような状況に見えますね。

しかしながら、詳しく調査してみると、この「怖い」とされる部分は、恵方巻きの起源に関わる話のようです。それでは、そのような恵方巻きの不気味とされる由来についてお伝えします。

　

恵方巻きに怖い起源？

恵方巻きの始まりは、元々関西地方にあるようです。

関西では節分の時期になると、その年の吉方位である恵方へお参りする「恵方参り」という習慣が古くから存在しています。

戦後になって大阪の寿司業者が節分に「幸運を呼ぶ太巻き寿司」を販売し始めたことが、現代の恵方巻きの起源とされています。

この話を聞くと、特に怖い要素は感じられませんね。・

しかし、日本の文化には多くの説があり、恵方巻きにもその「幸運を呼ぶ太巻き寿司」とは異なる起源が存在するのです。

　

恵方巻きの別の起源・・・

この話の場合は業者組合ではなく、古い時代の大阪の話です。

当時の節分には、「何か特別部分」の意味を持たせた太巻きを食べるという遊びがあり、それが今日の恵方巻きに繋がっているとされています。

「特別な部分」を食べるというのは、一方で少し怖いとも言えます。
当時、大阪を訪れていた男性たちは、その遊びを楽しんでいたとも言われています。

しかし、現実的に考えると、それはやはり怖いですよね。単に口に入れているだけでなく、しっかりと噛んで食べているわけですからね。確かに怖いことです。

いずれにせよ、このような怖い起源があるにも関わらず、企業はその事実を隠しているとされています。

恵方巻きは節分の商戦で重要な商品ですから、怖い噂が広まれば商売に影響が出るでしょう。
特に女性や子供が恵方巻きを避けるようになったら、それは企業にとって本当に怖い事態です。そのため、そのような噂を隠しているのも理解できますね。

　

節分には恵方巻きだけでなく、他にも怖い習慣が存在していた？

最近、節分と言えば幸運を呼び込む恵方巻きが主流になっていますが、先に述

べたように、恵方巻きには一般に知られると怖いとされる起源があります。

ところが、節分には恵方巻き以外にも恐ろしい風習が数多く存在していたのです！

節分というと「鬼は外、福は内」という言い回しで、鬼に関連する行事が多いですから、鬼にちなんだ風習もあったのかもしれません。

それでは、各地で行われていた恵方巻き以外の怖い風習についてお話ししましょう。

　

地域による異なる習慣

愛知県や高知県では、節分の夜に交差点に豆を置くという風習があったとされています。

節分といえば豆まきですから、豆を用いることで節分らしさが出ていますね。

ただ、単に豆を置くだけではダメだったようです。その行為を他人に目撃されたり、帰る途中で後ろを振り返ってはいけないと言われていたそうです。
後ろを振り返ると「鬼の世界に引きずり込まれる」という伝説があったとか。

これはまさに節分特有の怖い風習ですね。

このようなことを子供たちに教えられたら、節分は怖くてたまらなくなるでしょう。
そして気になるのは、「誰にも見られないように」というルールです。

同じ地域で同じ風習があるわけですから、豆を置く場所も同じ交差点である可能性が高いですよね。

それを同じ時間帯に行うのに、どうやって誰にも見られずに豆を置くのか、考えてしまいます。

当時の人々は、この風習を急いで行っていたと言われています。
それもそのはず、夜中に外に出て、誰にも見られず、しかも後ろを振り返ると鬼が出るなんて、子供にとっては恐ろしすぎます。

沖縄では、恵方巻きの代わりに月桃の葉で包んだ餅を食べる習慣があるとされています。
これだけを聞くと、「地域ごとに食べるものが違うんだ」と思いますが、この月桃餅の起源もまた怖いです。

かつて、人や動物を襲って食べていた鬼になった男がいたとされています。

その男の妹が何とかするために、瓦を混ぜた餅を兄に食べさせ、さらに「上の口は餅を食べる口、下の口は鬼を食べる口」と言いながら崖から突き落としたというのです。

この伝説が残り、節分に月桃餅を食べるようになったとされていますが、これもまた恐ろしい話です。

人を食べる男がいたというだけで、もう怖いですよね。

海外にも食人部族が存在すると聞きますが、日本にもそういった話があったとは。

ただ、この話で妹は人を食べていないので、食人部族とは違うでしょう。
まあ、これは伝説ですから実際には起こっていないと思いますが、それに似た出来事があったのかもしれません。

とにかく、節分には恵方巻きだけでなく、他にも怖い伝説や習慣が多く存在しているようです。

　

恵方巻きに不気味な起源がある？まとめ

恵方巻きは、その年の幸運を願う節分の定番食品として広く知られていますが、特定の部分を象徴していたという怖い背景も存在していたようです。

当時の男性たちはそれを楽しいと感じていたかもしれませんが、現在では節分の人気アイテムとなっているため、企業側としてはそのような起源は隠しておきたいところです。

恵方巻きだけでなく、他にも各地で怖い習慣があり、かつては子供たちにとって節分は恐ろしいものだったのかもしれません。

いずれにせよ、これらは過去の話です。今日では節分の季節になると、美味しそうな恵方巻きが店頭に並びますので、そういった怖い伝説は豆まきで追い払い、美味しい恵方巻きを堪能してみてはいかがでしょうか。