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年賀状じまいはいつ出す?書くべき内容やメリット・デメリットも

生活の話題

年賀状じまいとは、これからは年賀状のやり取りをしないという意思を伝えるためのハガキのことです。

「年賀状じまい」という言葉が広まったのは、インターネットやスマートフォンが普及し、メールやSNSでのやり取りが一般的になった近年からです。
年賀状自体の歴史は1000年以上もあり、はがきで送る形になってからは約150年が経過しています。
それだけ年賀状が社会に根付いて送るのが当たり前の状態になっていたからこそ、「年賀状じまい」という新しい概念が生まれたんですね。

年賀状を送らないと決めるにはそれぞれ理由があります。

年賀状を作ったり送ったりするのにかかる時間やお金を節約したいと思う人もいます。また、インターネットが普及してメールやSNSが一般的になった今、年賀状を送る代わりにこれらを使うという選択をする人も増えています。
人生の終わりを見据えた活動、いわゆる終活の一環として年賀状を送らないという選択をする人もいます。

そんな年賀状じまいは一般的には少しずつ理解されていますが、相手や文化、状況によっては受け入れられにくいなということもあります。

特に、ビジネスのパートナーや親戚など、年賀状のやり取りが社会的な義務となっている相手に対しては、年賀状じまいをすると人間関係に影響を及ぼすかもしれませんね

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年賀状じまいのハガキを出す時期

年賀状じまいのハガキを出す最適な時期は、年末の早い段階、具体的には11月中旬から12月初旬といわれます。これは、相手が年賀状を作成する前にあなたからの年賀状を期待しないようにするためです。

ただし、相手によっては最適な時期が異なることもあります。

親戚に対しては、子供の成長の節目、例えば学生を終えた時や成人した時、結婚等で独り立ちした時などに年賀状じまいを出すことが多いです。
特に、兄弟がいる場合は、一番下の子のタイミングに合わせることが多いようです。

仕事関係の人に出す場合は、退職のタイミングで出すのが良いでしょう。
退職後も年賀状を送り続けている場合は、還暦や古希、喜寿などの祝い歳を節目にしても良いでしょう。
まだ会社に勤めている場合は、部下が上司に年賀状を出すことがマナーとされていますので、年賀状じまいのことはあまり考えないほうがいいでしょうね。

自分自身が祝い歳になったときに、年賀状じまいを出すこともあります。
祝い歳とは、数え年で61歳の還暦から100歳の紀寿までの名前がついた節目の年齢のことです。
これらの年齢になる年や、なった年のタイミングで高齢を理由に年賀状じまいを行うことが多いです。体力面を考慮して、還暦や古希、喜寿くらいの年齢で年賀状じまいを行うといいですね。。

年賀状じまいのハガキを出さずにやめる5つの方法

年賀状じまいのハガキを出さずに年賀状の交換を終了する方法はあるでしょうか。
以下に5つの方法を紹介します。

直接相手に伝える

直接会う機会がある場合、その場で年賀状の交換を終了したい旨を伝えるという方法がいいですね。
これは、相手との関係性や状況によりますけど、直接のコミュニケーションで誤解を防ぎ、相手の反応を直接見ることができるよさがあり、年賀状じまいのハガキを出すこと以外では一番オススメです。

 

電話やメールで伝える

直接会う機会がない場合、電話やメールで伝えるのもいいです。
相手との関係性が電話やメールでのコミュニケーションを許容する場合に適しています。
人による、という方法ですね。

 

SNSでの公表

SNSを利用している場合、年賀状の交換を終了する旨を公表するのも一つの方法です。
自分の意向を広く伝えるためとしてはいい方法ですが、特定の人に対するメッセージとしては不足している方法ですね。相手がそのSNSを利用しているとは限りません。

有名で、一方的なフォロワーがたくさんいる人向きでしょう。

 

一般的な挨拶状で伝える

年賀状じまいのハガキを出さずに、一般的な挨拶状で年賀状の交換を終了する旨を伝えることもありでしょう。

しかし、これは基本的に年賀状じまいを送ることとそう変わりません。

 

今年の年賀状を送らない

今年の年賀状を送らないことで、相手に年賀状の交換を終了したい意図が伝わることを期待します。

しかし、これも人による方法です。相手によっては誤解を招く可能性もあるため、注意が必要です。

また、年賀状を送らず、返信のみをすることで「自然消滅」を選ぶ方法もありますが、こちらの方が現実的でしょう。ただし、これも相手によっては誤解を招く可能性があるため、注意が必要ですね。

年賀状じまいを出すメリット デメリット

年賀状じまいを出すことにはメリットとデメリットがあります。

 

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年賀状じまいを出すメリット

年賀状じまいを出す最大のメリットは、年賀状の作成や送付にかかる時間とコストを節約できることです。

年賀状の準備や投函は何かと忙しい時期に重なり、特に年齢を重ねるとその負担は大きくなります。
また、送り先が多いほどかかる費用も増えます。

年賀状じまいをすることで、これらの手間や費用を節約することが可能になります。

2つ目のメリットとして、年賀状じまいを出すことで相手に失礼なく年賀状の交換を終了することができることがあげられます。

これは、フェードアウトするよりも「年賀状をやめます」と正式に伝える方が失礼がないからです。

さらに、年賀状じまいを宣言すると、受け取る年賀状の枚数も少なくなり、それに伴い返信の手間も減るというメリットもあります。

年賀状だけのやり取りが多い人や、疎遠になっていた人に対して年賀状じまいを送ることで、交友関係を整理する機会にもなります。中には、年賀状じまいをきっかけに再び交流を始めるケースもあります。

年賀状じまいを出すデメリット

一方で、年賀状は人々とのつながりを保つ一つの手段であるため、年賀状じまいをすることで人間関係に影響を及ぼすこともあります。

年賀状は新年の挨拶だけでなく、相手への気遣いや感謝の意を伝える大切なコミュニケーションツールでもあります。
そのため、年賀状の交換を終了することは、一部の人々にとっては寂しさや失望感を引き起こすかもしれません。

このデメリットを十分理解した上で年賀状じまいを行うといいですね。

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人間関係を損なわないために記載する3つこと

年賀状じまいを出す際には、人間関係を損なわないために以下の3つのことを記載することが重要です。

1.理由の説明

年賀状の交換を終了する理由を誠実に説明します。

例えば、「年齢を重ね、年賀状の準備が難しくなってきたため」といった具体的な理由を述べると、相手も理解しやすいでしょう。

SNSの普及や年賀はがきの価格高騰など、時代の変化を理由にすることもあります。

自身が祝い年になったことを理由にするケースもあります。
具体的には、「今年還暦を迎え、これを機に年賀状の交換を終了させていただきます」といった表現が考えられますね。

 

2.感謝の表現

過去の年賀状の交換に対する感謝の気持ちを伝えます。

「これまでの年賀状のやり取りを通じて、あなたの元気な様子を知ることができ、とても嬉しく思っていました。そのご厚情に心から感謝申し上げます」といった感謝の言葉を添えると良いですね。

 

3.今後の連絡方法

年賀状の交換を終了しても、他の方法での連絡は続ける旨伝えます。

「年賀状の交換は終了しますが、電話やメールでの連絡は引き続き大歓迎です。これからも末永くお付き合いいただければ幸いです」

といったメッセージを加えると、相手に対する配慮が伝わります。

年賀状じまいをすることについて考慮した方がいい相手とは

年賀状じまいを出すことを考慮すべき相手がいます。ビジネス関係や親戚など、年賀状の交換が社会的な義務となっている相手です。

これらの相手に対しては、年賀状じまいをする旨を伝えることには十分に考慮することが必要ですね。

ビジネス関係では、年賀状はビジネスコミュニケーションの一部とされています。
新年の挨拶や感謝の意を伝える手段となっていますよね。
そのため、年賀状の交換を終了すると、ビジネスパートナーとの関係性に影響を及ぼす可能性があります。

まあ、もらう方からすればさほどもらっても嬉しくはない年賀状ですので、対個人で話ができる人ならお互いのためにやめようという提案をするのは十分にありです。

親戚に対しても同様です。

年賀状は家族間のコミュニケーションを維持する重要なツールです。
年賀状の交換を終了すると、遠方に住んでいる親戚との唯一のコミュニケーション手段が失われてしまうことになります。なので、年賀状じまいには慎重に考えるべきでしょうね。。

したがって、年賀状じまいをするかどうかは、その相手との関係性や、年賀状の交換がその関係性にどのように影響するかを考慮することが重要です。

年賀状じまいをしたあとに来た年賀状にはどうするか

年賀状じまいをした後に年賀状が来た場合どうしましょう。

その年は返事を出すことをおすすめします。そして、再度年賀状じまいの意向を伝えることが重要です。

このことで、相手があなたからの年賀状を期待しないようになるので、送ってくることもなくなるでしょう。

まとめ

以上、年賀状じまいを出す時期から始まり、年賀状じまいの際には伝えること、年賀状じまいを出すことを考慮すべき人がいること等について解説しました。

年賀状は大切な文化でありながら、双方に相応の負担がかかるものでもあります。
年賀状を出すことで経済的にも時間的にも精神的にも負担が積み重なるようなら、どこかのきっかけで年賀状じまいを出すことは大いに考えられるべきだと思います。

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