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幸先詣ではいつからいつまで?その由来や広まったきっかけは?

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コロナの始まった2020年の暮れ、いつも初詣にいっている神社にいってみたら、「幸先詣で」という見慣れない表示がされていました。

密を避けた分散参拝のための新しい参拝の仕方だなととても感心した覚えがあります。

近くの神社も調べてみたら、幸先詣でができるようになっていました。

この幸先詣で、いつからいつまでするものなのでしょうか。さらにその由来や広まったきっかけなどについてもまとめてみました。

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幸先詣でとは? 名前の由来について

幸先詣(さいさきもうで)は、新年の初詣を前年の年末に前倒しして行うことです。

「幸先詣」は、年末12月の比較的混んでいない時期から参拝を推奨し、参拝者に新年の神符守札や縁起物等を頒布できるようにするというものです。これにより、分散参拝が可能となり、新型コロナウイルス感染症の予防にも役立ちました。

その名前の由来は、「新年の『幸(さち)』を『先(さき)』に戴きましょう」という意味が込められています。「幸先よく新年を迎えられますように」という願いが表現された言葉ですね。

この新しい形の初詣は、新型コロナウイルス感染予防策の一環として始められました。

初詣を前倒しして12月中に参拝をすることで、初詣の混雑を避けることができるようになりました。

幸先詣ではいつからいつまで行う?

「幸先詣」の期間は神社により異なります。一般的には12月中に行われるところが多いです。

  • 広島護国神社では12月13日から31日まで
  • 下野星宮神社では12月20日から翌年の1月20日まで
  • 長野県の眞田神社では12月いっぱい
  • 住吉大社では12月1日から3月末まで
  • 福岡宗像大社:12月から2月まで
  • 筥崎宮:12月1日から12月31日まで
  • 太宰府天満宮:具体的な期間は明記されていませんが、12月から幸先詣の対応
  • 平安神宮:具体的な期間は明記されていませんが、12月から幸先詣の対応

以上のように、具体的な期間は各神社により異なり、いつからいつまでと決まっている期間がありません。2月まで行う神社もありますので、確認してみてください。

幸先詣でが広まったきっかけは?

「幸先詣」が広まったきっかけは、新型コロナウイルス感染症の流行によるものです。

2021年(令和3年)の新年を迎える際、例年のような初詣参拝では混雑が避けられず、ソーシャルディスタンスを確保することが困難であると予想されました。
これを受けて、福岡県神社庁が新しい初詣の形として「幸先詣」を提案しました。

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この新しい形の初詣は、新年を迎える準備を12月末までに済ませて「幸先良い」新年を願うという日本の文化と、新型コロナウイルス感染症対策の一環としての3密を避けるという考え方が一致し、またたく間に全国に広がりました。

幸先詣では全国で行われているのでしょうか

2020年に参拝者を分散させることを目的として初めて提唱された、新しい初詣の形である幸先詣では、は全国の神社で取り入れられており、各地で様々な取り組みが行われています。

したがって、新型コロナウイルス感染症の流行に対応するための新しい初詣の形として、全国的に幸先詣が行われていると言えます。

幸先詣のご利益は初詣と比べて変わるのでしょうか?

「幸先詣」のご利益については、初詣と同様に神社や信仰する神様によりますが、基本的には幸先網でのご利益は初詣と変わらないとされています。
神社本庁も「ご利益は変わらない」として、分散参拝に理解を求めています。

初詣と比べて「幸先詣」のご利益が変わるということはありません。

神社や神様によりますので、具体的なご利益については参拝を考えている神社の公式情報を確認してみてください。

そもそも「初詣」が広がったきっかけは?

幸先詣でという新しい形を生み出した初詣。

の習慣が広まったきっかけはなんでしょうか。

それは、鉄道の発展とそれに伴う鉄道会社の集客競争によるものといわれています。

1872年の横浜~川崎間の急行列車開通をきっかけに、全国各地の鉄道会社が参拝客を集めるための競争を始めました。

特に川崎大師はその中心で、元日の初詣の歴史はここから始まり、やがて関東や関西で広まっていったとされています。

明治時代も進み、近代的な生活が広まるとともに、初詣の習慣も一般に広まりました。これは、新年を神社や寺院で迎えるという新しい風習が生まれ、それが全国に広まったからです。

したがって、初詣の習慣が広まったきっかけは、鉄道の発展とそれに伴う鉄道会社の集客競争、そして近代的な生活の広まりによるものと言えます。

まとめ

「幸先詣で」とは、新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、初詣参拝の混雑を避けるための対策として提唱された新しい初詣の形です。新年の「幸」を「先」にいただくという意味が込められており、新年の安全や繁栄を祈るものです。

いつからいつまでに行うという全国的なきまりはありません。いつも初詣をしている神社がいつからいつまで行っているのか確認してみることをおすすめしますが、一般的には12月中に行うとされています。

「幸先詣で」は新型コロナウイルス感染症の流行に対応するための新しい初詣の形として、全国的に行われています。

初詣と比べて「幸先詣で」のご利益が変わるということはありません。新年の神様のご利益を元旦よりも前にいただくという意味で、初詣と同じく新年の安全や繁栄を祈るものです。

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