11月に目撃するしし座の流星群は、たくさんの隆盛を見せてくれるので毎年話題になります。
今年の活動はそれほど盛んでないかもしれませんが、予想外に多くの流星が観測される可能性もあります。
冬に向かう透明な空気の中、静かな天体ショーを楽しんでみましょう。
この記事では、今年の流星群の最適な観測時期などについて解説します。
しし座流星群2023年の最適な観測時期は?
過去の多くの流星の中でもしし座流星群は毎年話題になります
この流星群の最適な観察のタイミングは、11月。
特に、11月中旬から下旬(11月6日~11月30日)が最も活動的です。
しし座流星群のピークを楽しむ時期や観測時間は?
2023年、しし座流星群が最も活発になる日は11月18日とされています。
この日の14時ごろにピーク(極大)に達すると予測されています。月が出ていることから、月明かりが邪魔をして、観察するのには少し条件が悪い時間となっています。
しし座流星群は、どの方角を見るとよいか
流星はあらゆる場所で出現するため、しし座流星群でも、どの方向も問題ありません。
しかし、月の光が気になる場合は、月の反対側を向くのがいいでしょう。
ただ、月の光が邪魔をして流星が見づらくなる場合があるので、月光が当たらないように、また明るい市街地を避けて観測する方がいいです。
それでも、しし座流星群には月光を上回るほど明るい流星も存在するので、初めて観測する人でも期待できるでしょう。
しし座流星群観測のための最適な場所とは
しし座流星群の観測にはできるだけ暗い場所を探しましょう。
街の明かりのない公園や河原など、開けた場所がベスト。
木の下や建物の陰も考慮すると良いでしょう。
月の明るさを避けるために、濃い色の傘を活用するのも良いアイディアです。
しし座流星群2023年は、どのくらいの流星が見られるのか
今年のしし座流星群は残念ながらあまり活発ではないそうです。なので、1時間に数百個も見えることは期待できそうにありません。
しし座流星群には明るい流星が多く、時にはかなり強く発光するものもあるので、十分見応えのある流星観察になりそうです。
しし座流星群とは?
しし座流星群は、「火球が多い」という特徴を持った、普段あまり星を見る習慣のない人にも見えやすく感動的な流星群です。
しし座γ流星とも呼ばれており、放射点がしし座γ星の近くにあります。
この流星群は、レオニズやレオニードとも呼ばれ、歴史を通じて多くの人々に親しまれています。
1833年には多数の流星が目撃され、その出来事は大変な話題となりました。
2001年には、1時間に何千もの流星が確認されました。
放射点が低い位置にあると、流星の軌道が長くなり、しばらくの間楽しむことができます。
高い位置にあると、流星は短くなりますが、一瞬の光る流星も観測できます。
その母体はテンペル・タットル彗星で、他の流星群とは異なり、特に迅速に明るく輝くのが特徴です。
しし座流星群は、肉眼でみることはできるか
しし座流星群は、肉眼で見ることができます。
ただし、次項で述べるようにどの方角を見てもいいので、特に都会など夜空が比較的明るいところに在住の方は、できるだけ月や街の灯と逆方向の夜空を見るといいですね。
しし座流星群はライブ放送でも楽しむことができる
しし座流星群には興味があるものの、寒い夜に外での長時間の観察はためらう人もいるでしょう。
そのような人には、しし座流星群のリアルタイム生配信での鑑賞がおすすめです。
インターネットには、多くの天文愛好者や専門家が観測の様子を配信していますので、関連情報を探してみると良いでしょう。
生の映像や専門家の解説を聞きつつ、美しい流星をみることができるチャンネルもあるので、私もこの方法をお勧めします。
下の動画では、概要欄にある時間をクリックして、流星が流れた瞬間をみることができます。右側とか真ん中、大きいなど見える場所やサイズが示されているのでわかりやすいです。
沢山の人がコメントをしているので、同じ時間を共有しているような楽しみもあります
しし座流星群観測において知っておくこと
11月の夜は冷え込むので、適切な服装をしてください。
暖かさを保つためにカイロの使用を考えてみてください。
観測地に車で行く際は、安全運転を心がけましょう。
特に暗さを求めて林道に入っていく場合は、11月は道が滑りやすくなる場合もあるので注意しましょう。
しし座流星群を観察する際のポイント
マナーよく行動すること
めずらしい流星を目撃するのは心躍ります。だけど、興奮してうるさくなることは避けてください。
特に夜中に観測する場合、近所の方々や、近くで観測している人などに迷惑をかけないよう心掛けましょう。
静寂な秋の夜空で、声は予想以上に遠くまで届きます。
私有地に勝手に入るのは絶対ダメですよ。
安全と体調を考慮しよう!
流星は広い空間でのぞむのが理想ですが、薄暗い場所を歩くのはリスクがあります。
照明を持っていくなら、懐中電灯が欠かせません。しかし、流星の観賞を妨げないよう赤いフィルターで光量を調整することをおすすめします。
冷たい11月の夜には、暖かい恰好をして出かけること二注意してください。
流星が降ってくるまでじっくり待つのも観測の内
しし座の流星が常にたくさん見えるわけではないので、即座に目撃できなくても落ち着いて。
暗がりに目を慣らすため、少なくとも15分から30分は待機しましょう。
流星を観るとき、リラックスして楽しむことが大切。
まとめ
しし座の「しし」とは、すなわち「獅子」、あるいはライオンのこと。
古代のギリシャの物語では、ゼウスの子ヘラクレスと戦ったライオンがその起源です。
星座には、ギリシャの神話の物語が数多く。夜空を見上げるとき、その伝承を思い出しても楽しい。
流星が少なくても、神話を楽しむことで、飽きない夜を過ごせます。
星座の伝説を知って、11月の星空を更に楽しんでみませんか。