2017年から2018年にかけてペルーのナスカで発見された三本指のミイラが騒がれて久しいですが,その後何度かテレビでも放映され注目されています。
ミイラの発見の状況,つまりまわりに子供のミイラが配置された状況が告示しているミイラが2021年11月に新たに発見されるなど,このミイラについてはまだ研究が続いていて,宇宙人であるとか新種の人間であるなどさまざまな説が取り沙汰されています。
研究の結果から,これら三本指のミイラは,フェイクではないことが次第にはっきりしてきたようです。
マリアについてこれまでわかっていること
これまでの研究からマリアについてわかっていることは・・・
- 1600年ほど前にミイラ化した。
- 身長は168cmで長い手足をもっている。
- 二足歩行をしていた
- 後頭部が長い
- 目,鼻,口はあるが,耳は穴だけ
- 三本指で,手のひらがなく,人間とは違って5つの関節からできている
- 足も,甲がなく,かかとから直接指が出ている。指先が90度曲がっている。
- 内蔵組織が残っており,骨格などと併せフェイクとは考えられない
- 全体に付着しているのは海藻の化石で,ミイラの乾燥を促している
- 周りに小さなミイラがマリアを囲むように配置されていて,中には卵をもったものもいた
以上が,発見されてからわかっていることです。
DNAの分析結果 ヒトの新種?
このマリアの特徴がとても人間とは似ても似つかぬものであることから,一体人間のミイラなのかそれれとも別の生き物のミイラなのかを調べるため,DNA鑑定が行われています。
2017年に検査された結果によると,98.5%が人と一致していたとのことで,残り1.5%は不明であったとのことです。
人間同士なら99%以上が一致するそうですので,明らかに人間とは異なる遺伝子をもっているということになります。
チンパンジーが96%の一致率であるということから,マリアは,チンパンジーよりは人間に近く,しかし人間とはちがうという結果ですね。
このことからすぐに「エイリアンだ」と判断するのは早いでしょう。
科学的な研究からは,「新種のヒト」という言い方がなされています。
耳たぶがない,手のひらがなく5つの関節の3本指の手,かかとから直接のびる甲のない足。
これらの身体的特徴からいっても,ヒトではないといっていいでしょうが,それが新種のヒトなのか,それともエイリアンなのかはまだはっきりしていないと言っていいでしょう。
海から来た生物?
2022年4月13日に放映されたワールドミステリーでは,マリアの周りにいた小さなミイラの頭蓋骨から検出された成分は,海に由来する成分であったことがわかったということでした。
この結果,検出を行った博士は,この3本指ミイラの祖先がラグーンなどの海洋環境で生活していた生物であると考えられる」とのことでした。
マリアたちは,海から来たのでしょうか。
また,マリアのまわりにいた小さなミイラの骨格は,人間と少し違っていて,胴体をベルトのように一周する形状をしている骨があったということでした。
さらに,卵をもっていたということで,2022年の4月に放送された内容では,卵の殻の成分が確かに検出されていたとのことです。
エイリアンなのかどうかはわかりませんが,未知なる生物だということは確かのようです。
三本指の壁画や織物と関係があるのか
ペルーには,三本指のヒトの壁画が残っています。
また,ペルーの特徴的な織物のデザインに見られるヒトは三本指で表されています。
これは,1000年以上前の人達が,マリアたちを見て,何らかの理由で崇拝したからではないかという考え方もあります。
ペルー政府はマリアの研究をされたくない?
2022年4月13日に放送されたワールドミステリーでは,マリアを見つけたマリオさんはペルー政府から訴えられていることが伝えられていました。
さらに,ペルー政府がマリアを管理するから引き渡せとプロジェクトに言っているとのことです。
自体が突然過ぎるということで,関わる人達がとまどっているようですが,人類史にかかわるということでペルー政府はマリアの研究をされたくないのだろうと考えているようです。
まとめ
マリアとまわりの小さな三本指のミイラたちは,フェイクではなさそうだということが次第にはっきりしてきています。
ペルーの議会でも取り上げられたということで,一部の好事家たちの話題ではなくなっているようです。
この件でペルー政府はあまり表沙汰にしたくないような動きを示していて,急遽マリアたちを引き渡すようにプロジェクトに言ってきたり,発見者のマリオさんの周りに異常がおこったりしている状況だということでした。