正月飾りの使い回しは、してはいけないという決まりはありません。
「去年のしめ飾り、まだきれいだけど使っていいの?」
「毎年買い換えるのは、ちょっともったいない…」
年末が近づくと、こんなふうに迷いますよね。
ただ、「毎年新しいものを」とすすめる神社もあります。
大事なのは、どちらの考え方もあると知って、自分の家で決めることなんです。
この記事では、正月飾りの使い回し(再利用)の考え方と、しめ縄・門松・鏡餅それぞれの扱いをまとめました。
来年も使うときの保管方法と、使わないときの処分のしかたも書いています。
この記事のポイントは以下の4点です。
- 正月飾りの使い回しをだめとする決まりはない。ただ、毎年新しくとすすめる神社もある
- 正月飾りは年神様を迎えるもの。門松は目印、しめ飾りは清らかな場所をつくるもの、鏡餅は神様がとどまる場所
- 来年も使うなら、光の当たらない風通しのよい場所へ。袋に空気穴をあけ、新聞紙で包む
- 使わない飾りは、どんど焼きか自治体の分け方で処分。プラスチックや金属は神社に持ちこまない
正月飾りの使い回しはOK?毎年同じ正月飾りでもいいのか
- 正月飾りの使い回しはOK?だめという決まりはない
- 正月飾りは毎年新しくが本来の形 神社の考え方
- 正月飾りの意味 門松・しめ飾り・鏡餅は年神様のため
- 正月飾りを毎年使う人、毎年買い換える人
- 鏡餅の使い回し 置物の鏡餅は毎年飾れる
- 手作りの正月飾りは毎年作り直す人も
正月飾りの使い回しはOK?だめという決まりはない

正月飾りの使い回しを、だめとする決まりはありません。
All Aboutの記事では、使い回しがダメな理由は特にない、と書いています。
保管のしかたをきちんと守れば、再利用できるものもあるそうです(All About 正月飾りはいつまで飾る?外す時期(松の内)や処分・使い回しのマナーを解説)。
同じ記事は、最近は使い回しも許されるのではないか、とも書いています。
毎回新しいものを買うことに、抵抗を感じる人もいるからです。
大事なのは、それぞれの気持ちの持ち方なんですね(All About 正月飾りはいつまで飾る?外す時期(松の内)や処分・使い回しのマナーを解説)。
2026年の元日には、「もったいなくて処分せずに取っておいた去年の正月飾りを今年もそのまま使っています」という投稿もありました(torashige_4580さんのXの投稿)。
正月飾りは毎年新しくが本来の形 神社の考え方

いっぽうで、毎年新しくすることをすすめる神社もあります。
群馬県の産泰神社の神職が書いたブログには、こうあります。
昨年のものを使いまわすのは失礼にあたりますので、毎年新しいものを準備しましょう(産泰神社 お正月飾りはいつから飾る?)。
正月飾りは、年神様をお迎えするための飾りだからです。
神様をお迎えするものと考えるなら、毎年新しくがいちばん安心ですね。
正月飾りの意味 門松・しめ飾り・鏡餅は年神様のため

使い回すか決める前に、それぞれの飾りの意味をおさらいしましょう。
産泰神社によると、お正月飾りはお正月の福の神「年神様」をお迎えするための飾りです。
年神様は、1年の家族の健康と幸福をさずける神様とされています(産泰神社 お正月飾りはいつから飾る?)。
門松は、年神様が家に来るときの目印です。
しめ飾りは、しめ縄に縁起物をつけたもの。清らかな場所をつくり、外から災いが入るのを防ぎます。
鏡餅は、お正月のあいだ神様がとどまる場所です(産泰神社 お正月飾りはいつから飾る?)。
大阪の服部天神宮も、2025年の年末に「門松は『飾り』ではなく、年神さまが迷わず訪れるための目印」と投稿していました(服部天神宮のXの投稿)。
正月飾りを作る神明堂(長野県飯田市)は、しめ縄の意味をこう話しています。
古い年のけがれをはらい、新しい年神様を迎える意味がある、とのことです(ウェザーニュース 正月飾りはいつ飾る?)。
正月飾りを毎年使う人、毎年買い換える人

実際に、毎年同じ飾りを出す人もいるんですよ。
子どもと紙の飾りを貼る家では、「毎年使い回してもう5年目?6年目?」と書いていました(sakosako0426さんのXの投稿)。
車の正月飾りを「3年使い回してる」という人もいます(toihi39さんのXの投稿)。

反対に、手ごろな飾りを毎年買い換える人もいます。
「ダイソーで毎年買ってるけど300円とは思えない可愛さ」という投稿もありました(payapaya3tarouさんのXの投稿)。
毎年新しくしたいなら、手ごろな飾りにするのも1つの手ですね。
鏡餅の使い回し 置物の鏡餅は毎年飾れる

鏡餅は、お餅そのものは使い回しません。
鏡開きの日に下げて、お汁粉やお雑煮にしていただきます(All About 正月飾りはいつまで飾る?外す時期(松の内)や処分・使い回しのマナーを解説)。
鏡開きは一般的に1月11日で、関西の一部は1月20日です(産泰神社 お正月飾りはいつから飾る?)。
いっぽう、ガラスや木でできた置物の鏡餅は、毎年飾る人がいます。
2025年の大晦日には、「何年か前になぜか那覇空港で買ったガラス製鏡餅」を飾った投稿がありました(houjiokaさんのXの投稿)。
お供えのお餅は毎年新しく、置物は毎年飾る、と分けて考えるとわかりやすいですよ。
手作りの正月飾りは毎年作り直す人も

手作りの正月飾りを、毎年作り直す人もいます。
ある人は、昨年作った飾りがあると思ったものの、使い回しは基本的にNGだと思い直しました。
そこで100円ショップで材料を買い、心をこめて作り直したそうです(komugi623さんのXの投稿)。
作るところから楽しめば、毎年新しくするのも負担になりませんね。
正月飾りの保管方法とリサイクル しめ縄・門松の片付けと処分
- 正月飾りはいつ外す?松の内が明けたら片付け
- しめ縄・しめ飾りの保管方法 光と湿気をさける
- 門松の保管方法 片付けまで考えて選ぶ
- 使い回さない正月飾りはどんど焼きへ
- 正月飾りは塩で清めてごみに どんど焼きがないとき
- 正月飾りの使い回しのまとめ
正月飾りはいつ外す?松の内が明けたら片付け

来年も使うにしても、処分するにしても、まずは外す日です。
門松としめ飾りは「松の内」まで飾ります。
関東や東北、九州は1月7日まで、関西は1月15日までが一般的です(産泰神社 お正月飾りはいつから飾る?)。
関東なら、1月7日の夜か8日の朝に外すとよいそうです。
ホームセンターのコーナンも、外す目安は関東で1月7日ごろ、関西で15日ごろと投稿していました(ホームセンターコーナンのXの投稿)。
松の内は地域によってちがうので、家族や近所の人に聞いてみてくださいね。
しめ縄・しめ飾りの保管方法 光と湿気をさける

しめ縄やしめ飾りを来年も使うなら、しまい方が大事です。
縁起飾りを売る有勝堂は、光の当たらない、風通しのよい場所に保管するよう案内しています。
飾りを入れた袋に空気穴をあけて、ムレを防ぎます。
袋に入れたまま新聞紙で包んで、棚などに置きましょう(有勝堂 正月飾りの保管方法)。
蛍光灯の光でも、わらの色が変わってしまうそうです。
新聞紙で包むのは、光をさえぎるためなんですね(有勝堂 正月飾りの保管方法)。
門松の保管方法 片付けまで考えて選ぶ

門松は、飾るより片付けのほうが大変、という声もあります。
「ここ2、3年は門松を飾りましたが後片付けが色々と大変だったのでしめ縄にしましたの」という投稿もありました(Rinda3dayoさんのXの投稿)。
来年も門松を使うつもりなら、しまうところまで考えて選ぶと楽ですね。
しまうときは、しめ飾りと同じように、光と湿気をさけましょう(有勝堂 正月飾りの保管方法)。
箱に「正月飾り」と書いておくと、来年の年末に探しやすいですよ。
使い回さない正月飾りはどんど焼きへ

使い終わった正月飾りは、どんど焼きでお焚き上げしてもらうのが本来の方法です。
どんど焼きは、小正月(1月15日)に行われる火祭りで、「左義長」「賽の神」とも呼ばれます(産泰神社 お正月飾りはいつから飾る?)。
山形県の荘内神社は、2026年1月15日のどんど焼き祭で、お正月飾りもあずかると案内していました(荘内神社のXの投稿)。
当日に行けなかったら、別の日に神社やお寺の古札納所(古いお札を納めるところ)へ持っていく方法もあります(All About 正月飾りはいつまで飾る?外す時期(松の内)や処分・使い回しのマナーを解説)。

ただし、宮崎神社の宮司によると、正月飾りを受け付けていない神社も多いそうです。
「鏡餅のプラ容器はゴミです」とも投稿していました(宮崎神社の宮司はるさんのXの投稿)。
新田神社の看板にも、スーパーやホームセンターで買った正月飾りは、家で可燃ごみに出すよう書かれています(新田神社のXの投稿)。
どんど焼きの火は、思ったほど高い温度になりません。
みかんや橙、餅、金属、瀬戸物は燃え残ります。
ビニールやプラスチックは、燃やすと有害なガスが出ます(All About 正月飾りはいつまで飾る?外す時期(松の内)や処分・使い回しのマナーを解説)。
持っていく前に、神社の注意書きを読んでおくと安心ですね。
正月飾りは塩で清めてごみに どんど焼きがないとき

近くにどんど焼きがないときは、家庭のごみとして処分します。
産泰神社は、他のごみと一緒にしないよう書いています。
塩やお酒で清めたり、半紙でくるんだりして、袋を分けて出しましょう(産泰神社 お正月飾りはいつから飾る?)。
正月飾りを作る神明堂も、お住まいの自治体の指示に従って処分してください、と話しています(ウェザーニュース 正月飾りはいつ飾る?)。
燃えるごみと燃えないごみは、自治体の分け方で分けるのを忘れずに。
処分の時期を過ぎてしまったときのことは、正月飾りの処分を忘れたときの記事にまとめています。
正月飾りの使い回しのまとめ

「正月飾りの使い回しはOK?毎年同じ正月飾りでもいいのか」をおさらいしましょう。
正月飾りの使い回しはOK?だめという決まりはない。保管を守れば再利用できるものもあります。
正月飾りは毎年新しくが本来の形 神社の考え方。産泰神社は毎年新しいものをとすすめています。
正月飾りの意味 門松・しめ飾り・鏡餅は年神様のため。門松は目印、しめ飾りは清らかな場所をつくるもの、鏡餅は神様がとどまる場所です。
正月飾りを毎年使う人、毎年買い換える人。どちらの人もいます。
鏡餅の使い回し 置物の鏡餅は毎年飾れる。お供えのお餅は鏡開きでいただきます。
手作りの正月飾りは毎年作り直す人も。作るところから楽しめます。
「正月飾りの保管方法とリサイクル しめ縄・門松の片付けと処分」もおさらいです。
正月飾りはいつ外す?松の内が明けたら片付け。関東は1月7日、関西は1月15日までが一般的です。
しめ縄・しめ飾りの保管方法 光と湿気をさける。袋に空気穴をあけ、新聞紙で包みます。
門松の保管方法 片付けまで考えて選ぶ。箱に「正月飾り」と書いておくと探しやすいです。
使い回さない正月飾りはどんど焼きへ。プラスチックや金属は持ちこみません。
正月飾りは塩で清めてごみに どんど焼きがないとき。自治体の分け方にしたがいます。
使い回すか、毎年新しくするか。年神様を気持ちよくお迎えできるほうを選んでくださいね。
正月飾りのことをもっと知る
- 鏡餅とは?意味と由来、飾り方と台
鏡餅とは?意味と由来、飾り方と台

鏡餅は、お正月にやってくる年神様の居場所です。
鏡餅の意味と由来、上に乗せる橙やみかん、飾る日と台、鏡開きの食べ方、ガラスの鏡餅は、鏡餅とは?の記事にまとめています。

