記事内に広告を含む場合があります。

仙台七夕まつりはどんな祭り?見どころと楽しみ方

イベント情報

仙台七夕まつりは、毎年8月に宮城県仙台市で開催される、色とりどりの七夕飾りで街を彩る日本の伝統的な夏祭りです。仙台七夕まつりはどんな祭りなのでしょうか?

この祭りは、織姫と彦星のロマンティックな物語に基づく由来や歴史を持ち、仙台の街を華やかに演出する約3,000本もの七夕飾りがその最大のみどころです。

地元の人々の手によって一つひとつ丁寧に作られたこれらの飾りは、訪れる人々に夏の訪れを告げ、伝統文化を今に伝えます。

この記事では、そんな仙台七夕まつりの魅力を深掘りし、その由来や歴史、そして見どころを紹介していきます。

  • 仙台七夕まつりが宮城県仙台市で開催される由来や背景
  • 祭りで見られる七夕飾りの種類やその意味
  • 祭りの主なイベントや活動内容
  • 仙台七夕まつりの期間中に訪れるべき周辺観光スポット
スポンサーリンク

 

仙台七夕まつりとはどんな祭り

出典:Twitter

仙台七夕まつりとは

仙台七夕まつりは、宮城県仙台市の中心部及び周辺地区を舞台に、毎年8月6日から8日まで繰り広げられる伝統ある夏祭りです。

この期間中、約3,000本の和紙で作られた七夕飾りが、仙台市中心部から一番町通り、中央通りに至るまでの商店街を鮮やかに彩ります。

これらの飾りは、地元の商店や企業、住民が一丸となって制作したものです。

 

祭りの魅力は、ただの美しい飾りつけだけではありません。

地元の食材をふんだんに使った屋台が並び、仙台名物の牛タンやずんだ餅などを楽しむことができます。

また、仙台七夕まつりは、伝統的な七夕の風習を重んじながらも、毎年新しいイベントやアトラクションを取り入れることで、訪れる人々に新たな楽しみを感じさせてくれます。

ただし、祭り期間中は仙台市内の交通渋滞が激しくなり、特にメイン会場周辺は人で溢れかえります。そのため、公共交通機関の利用や、事前の計画を立てて訪問することが推奨されます。

 

仙台七夕まつりの由来と歴史

仙台七夕まつりの起源は、天の川を隔てた恋人たち、織姫と彦星が年に一度だけ会えるという、旧暦7月7日の七夕伝説にあります。

新暦の8月6日から8日にかけて開催されますが、これは仙台藩祖・伊達政宗によって奨励された伝統行事が始まりとされています。

伊達政宗は、文化的な行事を通じて藩民の士気を高めることを重視し、現在に至るまで400年以上の歴史を持つこの祭りを広めました。

 

仙台七夕まつりは、二度の中断期間を経ています。

一度目は明治時代の新暦採用の時、2度めは第一次世界大戦後の社会不安が原因で、祭りの伝統が途絶えたときです。

しかし、昭和初期に地元商工業者の手によって復活し、戦後の復興期にはさらにその規模を拡大しました。

特に、昭和23年(1948年)の仙台七夕まつりは、昭和天皇の東北巡幸に合わせて盛大に開催され、5000本の笹飾りが市内に飾られたことで知られています。

スポンサーリンク

 

なぜ8月に開催されるのか

仙台七夕まつりが8月に開催される理由は、旧暦の七夕で行った方が地元の気候に合っていて、祭りを楽しむのに適した時期だったからです。

もともと七夕は、旧暦の7月7日に行われる行事です。しかし、明治時代に日本が新暦(グレゴリオ暦)に移行した際、多くの地域で七夕の祭りも7月7日に合わせて行われるようになりました。

しかし、仙台では独自の判断で、旧暦に基づく8月に祭りを行うことを選択しました。

それは、旧暦の七夕に当たる8月の方が地元の気候に合っていて、祭りを楽しむのに適した時期だったからです。

また、仙台七夕まつりは、街を盛り上げ、人々を惹きつけるために、過去に苦境を乗り越えた地域の歴史と伝統を反映させたいという思いもあったと言われています。

そのため、現在でも8月6日から8日にかけて、華やかな七夕飾りで仙台の街が彩られるようになっています。

ただし、この時期は日本の多くの地域と同様、夏休みの真っ只中であるため、宿泊施設が満室になることや、観光地が混雑することが予想される点には留意が必要です。

スポンサーリンク

 

仙台七夕まつりの日程とスケジュール

出典:Twitter

8月5日:仙台七夕花火祭り

仙台七夕まつりの幕開けを告げる、仙台七夕花火祭りは、8月5日の夜に行われます。

このイベントは、広瀬川仲ノ瀬緑地運動広場周辺で開催され、約16,000発の花火が打ち上げられます。

この日は、市内だけでなく周辺地域からも多くの人々が花火を見るために集まり、夏の夜空を彩る壮大な光景が広がります。

観覧スポットは早い時間から人で溢れかえるため、良い場所を確保するためには午後早めの時間帯に到着するようにしたほうがいいですね。

8月6日:七夕飾りの点灯と開幕

仙台七夕まつりの公式な開幕日である8月6日は、市内中心部や一番町通り、中央通りに沿って設置された七夕飾りに灯りが点されます。

この日の夕方から夜にかけては、特に幻想的な雰囲気を楽しむことができます。

また、多くの地元商店や企業が開催する七夕にちなんだ特別イベントやプロモーションが始まり、街全体が祭りの賑わいで満たされます。

 

8月7日〜8日:本格的な七夕飾り展示とイベント

仙台七夕まつりの中心とも言える8月7日と8日は、仙台市中心部および周辺の商店街にて、本格的な七夕飾りが展示されます。

約3,000本もの手作りの七夕飾りが、訪れる人々を迎えます。

この期間中には、地元の食材を使用した料理の提供や、七夕飾り作りのワークショップ地元アーティストによるパフォーマンスなど、さまざまなイベントが盛りだくさんです。

家族連れはもちろん、友達同士やカップルでも楽しめるプログラムが満載で、仙台の夏の魅力を存分に楽しむことができます。

、仙台市内は期間中特に混雑するため、公共交通機関の利用や事前の計画は必須ですね。

また、花火大会や主要なイベント時には、人混みの中での移動に注意し、安全に祭りを楽しむことが大切です。

スポンサーリンク

 

七夕かざりについての解説

出典:Twitter

仙台七夕まつりで目を引く主役とも言える七夕かざりは、仙台市内、特に一番町通りや中央通りといった中心部やその周辺の商店街に展示される、和紙を使った色鮮やかな装飾品です。

これらは、地元の職人や市民が一つ一つ手作業で丁寧に作り上げた作品であり、細やかな気配りと熟練の技術が光る逸品ばかりです。

仙台七夕まつりの期間中、約3,000本の七夕飾りが仙台の街を彩ります。

七夕かざりの種類は多岐にわたりますが、そのデザインは全て織姫と彦星の伝説を基にしたもので、願い事を象徴する意味合いを持っています。

七夕7つ飾り

できました!人生初の仙台流七夕飾りでございます。ちゃんと7つ飾りになっております。紙衣と巾着を作るのに苦労しました。あとできれいに整えてアップし直します\(^o^)/

Twitter

仙台七夕まつりの七夕かざりは、その年ごとに新しいテーマで作られるため、毎年違ったデザインのものを楽しむことができます。

しかし、これらを制作するには膨大な時間と労力、そして熟練の技が必要となります。特に、使用される和紙は伝統的な京千代紙や江戸千代紙など、さまざまな種類があり、その選定から加工、飾り付けに至るまで、職人の手による緻密な作業が求められます。

スポンサーリンク

 

七夕かざりの種類や意味は

仙台七夕まつりでは、伝統に根差した七夕かざりが仙台市の一番町通りや中央通りを飾り立て、祭りを彩ります。これらのかざりは、それぞれが織姫と彦星の物語にちなんだ深い意味を持ち、願いを込めるためのものです。

短冊 (たんざく)

学問の進歩や家族の健康を願う言葉が書かれ、願い事を空に送る伝統的な手段です。仙台七夕まつりでは、来場者が自身の願いを短冊に書き、巨大な笹の葉に結びつけることができます。

出典:Twitter

吹き流し

織姫が彦星に会うために用いたとされる織り機の糸を象徴し、技術や技能の精進を願います。色鮮やかな和紙で作られ、風に揺れる様子が祭りの雰囲気を一層盛り上げます。

出典:Twitter

紙衣 (かみごろも)

和紙で作られた着物の形をしており、無病息災や裁縫の技術向上を願う意味があります。仙台七夕まつりでは、細かな手仕事による紙衣の展示も見ることができます。

出典:Twitter

折鶴 (おりづる)

長寿や平和を願う象徴として知られており、祭りでは多くの折鶴が飾られます。折鶴は、来場者自身が折って願いを込めるワークショップも開催されることがあります。

スポンサーリンク
出典:Twitter

巾着 (きんちゃく)

商売繁盛や金運アップを願う袋状の飾りで、小さな幸せを包み込むようにとの願いが込められています。

出典:Twitter

投網 (とあみ):

豊漁や豊作を願うもので、食べ物に恵まれる生活を象徴しています。

一番右の飾り 出典:Twitter

屑籠 (くずかご)

上の写真の右から2つ目が「屑籠」です。

清潔や倹約を願う象徴であり、祭りの準備中に出た紙屑を入れることで、無駄をなくし豊かな生活を願います。

 

これらの七夕かざりは、仙台七夕まつりの期間中、仙台市の中心部に展示され、古くからの日本の文化や伝統を今に伝えています。

各かざりは、訪れる人々に幸せや良いことが起こるよう願いを込めて作られ、その意味を知ることで、七夕かざりを見る楽しみがさらに深まるでしょう。

スポンサーリンク

 

七夕かざり 終わるとどうなる

出典:Twitter

仙台七夕まつりが終わった後、多くの人が気になるのは、街を彩った美しい七夕かざりがどうなるのかということではないうしょうか。

実際には、これらのかざりは、単に片付けられて終わりというわけではありません。

七夕まつりが終わると、使用された飾りの中で特に保存状態が良好なものは、来年のまつりや他のイベントで再利用されるために大切に保管されます。

また、「嫁入り」と呼ばれる習慣があり、仙台から他の地域の七夕祭りへと、これらの飾りが贈られることもあります。これにより、仙台七夕まつりの美しさや伝統が全国、時には海外まで広がります。

 

飾りに使われた竹は、七夕まつりの後に「仙台竹灯り」というイベントで再利用されることもあります。竹を灯篭として使用し、幻想的な光景を作り出すイベントです。

最終的には竹炭としてリサイクルされ、環境への配慮も行われています。

 

すべての飾りが再利用されるわけではなく、状態が悪いものは適切に処分されます。

これらの過程を通じて、仙台七夕まつりは持続可能なお祭りを目指しているのです。

スポンサーリンク

仙台七夕まつりの見どころ

出典:Twitter

花火大会

仙台七夕まつりの華やかな前夜祭として開催される花火大会は、毎年8月5日の夜に、仙台市の象徴である広瀬川河川敷で約16,000発の花火が打ち上げられます。

仙台市内はもとより、宮城県内外から集まる数多くの観光客で賑わいます。

花火大会の開催場所である広瀬川周辺は、アクセスが便利なことから仙台市民にとっても観光客にとっても人気のスポットです。

しかし、この人気ぶりがゆえに、混雑が結構激しく、午後早めから場所取りをするグループや家族も少なくありません。

仙台市内の公共交通機関は、この日に限り特別な運行スケジュールを設ける場合があるため、公式の交通情報を確認しておくことも欠かせません。

 

お祭り会場

一番町など

仙台七夕まつりの心臓部は、仙台市の繁華街である一番町や中央通り、さらには仙台駅周辺に広がります。

これらのエリアでは、祭りの期間中、伝統的な七夕飾りであふれ、さまざまなイベントが開催されます。

一番町商店街やクリスロード商店街では、店舗ごとに工夫を凝らした七夕飾りが競い合うように展示され、訪問者の目を楽しませます。

勾当台公園市民広場

また、勾当台公園市民広場では、地元文化を紹介するステージイベントや、家族連れで楽しめるワークショップなど、幅広い年齢層向けのプログラムが組まれています。

例えば、子どもたちが実際に七夕飾りを作る体験教室や、仙台の伝統文化を紹介するパフォーマンスなどが挙げられます。

スポンサーリンク

 

仙台七夕まつりの屋台

仙台七夕祭り屋台 出典:Twitter

仙台七夕まつりの期間中、地元の食文化を堪能できる屋台が多数出店します。

特に牛タンやずんだ餅など、仙台名物を提供する屋台は必見です。夜には、仙台中央通りなどで灯りに照らされた七夕飾りが幻想的な雰囲気を演出し、昼間とは一味違った美しさを楽しむことができます。

スポンサーリンク

 

特別なイベントと体験活動

仙台七夕まつりでは、華やかな七夕飾りの鑑賞に加え、訪れる人々が自ら体験できる豊富なイベントや活動が企画されています。これらのプログラムは、参加者に仙台七夕まつりの伝統と文化をより深く理解してもらうために工夫されています。

  • 七夕飾り作りワークショップ: 仙台市内の特設会場や一部商店街では、自分だけのオリジナル七夕飾りを作るワークショップが開催されます。このアクティビティでは、参加者が和紙や糸などの材料を用いて、独自の飾りを制作し、祭り期間中に一般公開されることもあります。
  • 日本の伝統衣装体験: 仙台市内のいくつかの会場では、浴衣や着物などの伝統衣装を身にまとい、専門のカメラマンによる写真撮影を楽しめるイベントが用意されています。この体験を通じて、日本の文化や風俗を身近に感じることができます。
  • 地元食材を使った料理教室: 宮城県産の食材を活用した料理教室が、仙台市内の一部施設で開かれます。参加者は地元の食文化に触れながら、仙台七夕まつりならではの料理を実際に作ってみることが可能です。

これらの特別イベントや体験活動に参加することで、訪れる人々は仙台七夕まつりをただ観光するだけでなく、深く体験し、楽しむことができます。ただし、参加には事前の申し込みが必要なイベントや、料金が発生する活動もあるため、仙台七夕まつりの公式ウェブサイトで詳細を確認し、計画を立てることが推奨されます。これにより、祭りを最大限に楽しむための準備が整います。

仙台七夕まつりの周辺観光スポット

仙台七夕まつりの訪問を計画しているなら、祭りの魅力をさらに深める仙台市内及びその周辺の観光スポットへの訪問も検討しましょう。

  • 仙台城跡(青葉城跡): 仙台市青葉区にあるこの歴史的な場所は、伊達政宗によって築かれました。城跡からは仙台市街を一望でき、壮大な眺望が訪問者を魅了します。また、仙台城跡は、仙台七夕まつりの歴史と深い繋がりがある場所としても知られています。
  • 松島: 仙台市から車で約45分の距離に位置する松島は、日本三景の一つとされる美しい景観を誇ります。松島湾の遊覧船から見る風景は、特に夏の時期には涼やかな風と共に楽しむことができます。
  • 牛タンの飲食店: 仙台市内には、仙台名物である牛タンを提供する飲食店が数多くあります。特に、仙台駅周辺や一番町には人気店が集中しており、仙台七夕まつりの賑わいの中で地元の味を楽しむことができます。
  • 温泉施設: 仙台市周辺には、日帰りで楽しめる温泉施設も点在しています。例えば、秋保温泉や作並温泉などが仙台市内からアクセスしやすい距離にあり、仙台七夕まつりでの疲れを癒やすのに最適です。

これらの観光スポットへの訪問を通じて、仙台七夕まつりの体験をより豊かなものにすることができます。しかし、仙台七夕まつりの期間中は特に多くの観光客が訪れるため、計画的に行動し、事前に観光スポットの混雑状況や営業時間を確認しておくと良いでしょう。これにより、スムーズに仙台及びその周辺の魅力を堪能することが可能になります。

スポンサーリンク

 

まとめ

  • 仙台七夕まつりは宮城県仙台市で開催される夏祭り
  • 毎年8月6日から8日まで繰り広げられる
  • 約3,000本の和紙で作られた七夕飾りが商店街を彩る
  • 地元の商店や企業、住民が七夕飾りを一丸となって制作
  • 仙台名物の牛タンやずんだ餅など地元食材の屋台が並ぶ
  • 毎年新しいイベントやアトラクションが取り入れられる
  • 祭り期間中は仙台市内の交通渋滞が激しくなる
  • 仙台七夕まつりの起源は織姫と彦星の七夕伝説にある
  • 仙台藩祖・伊達政宗によって奨励された伝統行事
  • 昭和23年には昭和天皇の東北巡幸に合わせて5000本の笹飾りが飾られた
  • 祭りは新暦の8月に開催されるが、これは旧暦に基づく
  • 仙台七夕花火祭りは8月5日の夜に約16,000発の花火が打ち上げられる
  • 七夕飾り作りのワークショップや伝統衣装体験がある
  • 仙台城跡や松島など周辺観光スポットも楽しめる
  • 祭り終了後、七夕飾りは再利用されることもある
スポンサーリンク
error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました