八戸えんぶり2027は、2月17日(水)から20日(土)までの4日間です(VISITはちのへ)。
一番の見どころの「一斉摺り」は、初日の2月17日(水)10時40分からです。
大きな烏帽子をかぶって、頭をぐるんと振りながら舞う、八戸の冬の祭り。
「どこで、何時に見られるの?」
「えんぶりって、そもそも何?」
「えんぶり組がたくさんあるって聞くけど、どんな組があるの?」
じつは八戸えんぶりは、4日間、朝から夜まで、町のあちこちで行われています。
ただ、30組以上が中心街にそろう一斉摺りは、初日の午前だけです。
夜の「お庭えんぶり」は、チケットが前売りだけです(VISITはちのへ)。
2026年は、チケットがほぼ売り切れました(多摩川精機)。
行く前に、日程と時間だけは押さえておきましょう。
2027年の日程と見どころ、行き方から、えんぶりの由来と歴史、組の一覧まで紹介します。
この記事のポイントは以下の4点です。
- 八戸えんぶり2027は2月17日(水)〜20日(土)。一斉摺りは17日の10時40分から
- 夜は無料のかがり火えんぶりと、更上閣のお庭えんぶり(有料・前売りのみ)
- えんぶりは豊作を前祝いする祭り。名前の由来は、田をならす農具「えぶり」
- 2026年は34組が参加。2027年の組の一覧は、決まりしだい公式で発表
八戸えんぶり2027の日程と祭りの見どころ
- 八戸えんぶり2027の日程は2月17日(水)から4日間
- 八戸えんぶりの祭り 初日は奉納、えんぶり行列、一斉摺り
- 八戸えんぶりの日程 夜はかがり火えんぶりとお庭えんぶり
- 八戸えんぶりの日程 昼のえんぶり公演と一般公開、史跡根城
- 八戸えんぶり2026の様子 34組がそろった4日間
- 八戸えんぶりへの行き方 本八戸駅から歩いて10分
八戸えんぶり2027の日程は2月17日(水)から4日間

2027年の八戸えんぶりは、2月17日(水)から20日(土)までです(VISITはちのへ)。
えんぶりは、毎年2月17日から20日と日にちが決まっています(VISITはちのへ)。
なので、曜日は年ごとにかわります。
2026年は火曜日から金曜日でした(JREメディア)。
2027年は、最終日の20日が土曜日です。
4日間の流れは、ざっくりこうです(VISITはちのへ)。
- 1日目(17日・水):奉納、えんぶり行列、一斉摺り、御前えんぶり、えんぶり公演、お庭えんぶり、かがり火えんぶり
- 2日目(18日・木):史跡根城えんぶり、えんぶり公演、お庭えんぶり、かがり火えんぶり
- 3日目(19日・金):史跡根城えんぶり、えんぶり一般公開、お庭えんぶり、かがり火えんぶり
- 4日目(20日・土):えんぶり一般公開、お庭えんぶり、かがり火えんぶり
一斉摺りがあるのは、初日の17日だけです。
平日なので、休みをとってでも見たい人は、17日をねらいましょう。
出る組や行事の中身は、事情によってかわることもあります(VISITはちのへ)。
八戸えんぶりの祭り 初日は奉納、えんぶり行列、一斉摺り

初日の17日は、朝早くから始まります(VISITはちのへ)。
- 7時〜:奉納(長者山新羅神社)
- 8時〜9時:撮影会(長者山新羅神社)
- 10時〜:えんぶり行列(長者まつりんぐ広場から中心街へ)
- 10時40分〜11時20分:一斉摺り(中心街の十三日町)
- 12時15分〜:御前えんぶり(八戸市庁本館前市民広場)
どれも見るのは無料です。
奉納は、えんぶり組が長者山新羅神社に集まって、神さまの前で舞います。
2026年は、1番札の八太郎えんぶり組から奉納が始まりました(Jun1CanDoさんのXの投稿)。
奉納のあと、組は長者まつりんぐ広場に集まり、行列を組んで中心街へ向かいます。

いちばんの見どころは、一斉摺りです。
中心街に着いた30数組が、いっせいに舞います(VISITはちのへ)。
組ごとに舞がちがうので、通りを歩きながら見て回るのがおすすめです(VISITはちのへ)。
2026年に行った人は「中心街はすごい人出でギュウギュウです」と書いていました(Jun1CanDoさんのXの投稿)。
御前えんぶりは、むかし殿さまの前で舞ったなごりです。
今は八戸市長などの前で舞いますが、だれでも見られます。
2027年は、妻神(さいのかみ)えんぶり組が出る予定です(VISITはちのへ)。
八戸えんぶりの日程 夜はかがり火えんぶりとお庭えんぶり

夜は、2つのえんぶりがあります。
1つ目は、かがり火えんぶりです(VISITはちのへ)。
- 日にち:2月17日(水)〜20日(土)の毎日
- 時間:18時〜、19時〜、20時〜
- 場所:八戸市庁本館前市民広場
- 観覧料:無料
毎晩3組が舞います。
どの組が出るかは、日によってちがいます。
暗くなってから、烏帽子がきらきら光る様子が見られます。
市民広場には、12時から21時まで食べ物のお店も出ます。
2026年の初日は、剣吉、田代、櫛引上の各えんぶり組が舞いました(hachinohe_kankoさんのXの投稿)。

2つ目は、お庭えんぶりです(VISITはちのへ)。
- 日にち:2月17日(水)〜20日(土)の毎日
- 時間:17時〜18時10分、19時15分〜20時20分の2回
- 場所:更上閣(こうじょうかく)
- 観覧料:2027年はまだ決まっていません
- チケットは前売りだけ
更上閣は、明治から大正のころに建てられた、お金持ちの家のお屋敷です。
国の有形文化財に登録されています(VISITはちのへ)。
むかしは、大地主や大きなお店の家の土間や座敷でも、えんぶりを舞っていました。
その様子を、夜の庭で再現しています。
甘酒と八戸せんべい汁を味わいながら、だんな様の気分で見られます(VISITはちのへ)。
1回に、ドウサイとナガの2組が、約25分ずつ舞います。
2026年の観覧料は、3,000円〜4,000円(お土産付き)でした(JREメディア)。
チケットはほぼ売り切れたそうです(多摩川精機)。
2027年の売り出しの日とチケットの買い方は、まだ発表されていません。
行きたい人は、VISITはちのへの案内をこまめに見ておきましょう。
八戸えんぶりの日程 昼のえんぶり公演と一般公開、史跡根城

昼は、ホールや広場でゆっくり見られます(VISITはちのへ)。
- えんぶり公演:17日(水)・18日(木)の13時〜16時。SG GROUPホールはちのへ(八戸市公会堂)
- えんぶり一般公開:19日(金)・20日(土)の13時〜と14時〜。八戸市庁本館前市民広場。無料
- 史跡根城えんぶり:18日(木)・19日(金)の11時〜12時。史跡根城の広場
えんぶり公演は、座って舞を見られます。
えんぶりを歌った民謡のステージもあります。
2027年の料金はまだ決まっていません。
2026年は各日1,500円で、中学生以下は無料でした(GETTIIS)。
当日券も、会場で売っていました(hachinohe_kankoさんのXの投稿)。
史跡根城は、鎌倉時代から江戸時代のはじめまで、八戸のあたりの中心だったお城の跡です。
日本100名城にも選ばれています。
見るには、史跡根城の広場の入場料がかかります(VISITはちのへ)。
入場料は一般250円、高校生と大学生150円、小中学生は無料です(VISITはちのへ)。
八戸えんぶり2026の様子 34組がそろった4日間

2026年は、2月17日(火)から20日(金)まででした(JREメディア)。
一斉摺りには、34組の全えんぶり組が出ました(多摩川精機)。
4日とも平日でしたが、最終日は金曜日で、たくさんの人が来ました。
アジアのほか、オーストラリアやルクセンブルクからのお客さんも見に来ていたそうです(多摩川精機)。
初日の朝の八戸は、マイナス1℃でした(Jun1CanDoさんのXの投稿)。
えんぶり組は、中心街の舞台のほかに、お店や家の前でも舞って回ります。
これを「門付け(かどづけ)」といいます(VISITはちのへ)。
2026年は、「今日は我が家に所属するえんぶり組が来てくれました」という投稿もありました(akio_newbonsukeさんのXの投稿)。
屋台村の「みろく横丁」などにも、えんぶり組がやってきます。
お酒を飲みながら門付けを見るのも、楽しみ方の1つです(VISITはちのへ)。
八戸えんぶりへの行き方 本八戸駅から歩いて10分

八戸えんぶりの中心街には、電車で行きましょう。
東京駅から八戸駅までは、新幹線で約2時間45分です(VISITはちのへ)。
八戸駅から中心街へは、2つの行き方があります。
- 電車:JR八戸線で本八戸駅まで約8分、そこから歩いて約10分
- バス:八戸駅東口1番バス停から、市営バスか南部バスで約20分(十三日町、八日町など)
運賃は、乗る前にJR東日本や路線バスの案内で見ておきましょう。
2月17日は、9時30分から12時まで、中心街で交通規制があります(VISITはちのへ)。
この時間は車で中心街に入れないので、電車かバスで行きましょう。
お庭えんぶりの更上閣は、本八戸駅から歩いて10分です(VISITはちのへ)。
バスなら「二十三日町」か「十六日町」で降りて、歩いて5分です。
更上閣には、20台ぶんの駐車場があります(VISITはちのへ)。
朝早くの奉納から見たい人は、中心街や本八戸駅の近くに泊まるのがおすすめです(VISITはちのへ)。

2月の八戸は、とても寒いです。
最高気温がマイナスの日もめずらしくありません(VISITはちのへ)。
雪はあまり積もりませんが、道が凍ってすべりやすくなります。
すべりにくい靴で行きましょう。
外で長く見るので、カイロや手袋もあると安心です。
八戸えんぶりとは?由来と歴史、えんぶり組の一覧
- 八戸えんぶりとは 豊作を前祝いする冬の祭り
- 八戸えんぶりの由来は田をならす農具「えぶり」
- 八戸えんぶりの歴史 800年以上続き、明治に一度禁止された
- 八戸えんぶりの2つの型 ドウサイえんぶりとナガえんぶり
- 八戸えんぶりの祭りで見たい子どもの祝福芸
- 八戸えんぶり組の一覧 2026年は34組
八戸えんぶりとは 豊作を前祝いする冬の祭り

八戸えんぶりは、豊作を祈る八戸地方の民俗芸能です(VISITはちのへ)。
国の重要無形民俗文化財にもなっています。
指定されたのは、昭和54年(1979年)2月3日です(青森県)。
主役は「太夫(たゆう)」と呼ばれる舞い手です。
馬の頭をかたどった大きな烏帽子をかぶり、頭を大きく振って舞います(VISITはちのへ)。
この舞を「摺り(すり)」といいます。
種まきから田植え、稲刈りまで、お米づくりの流れを舞で表しています。
おもしろいのは、「豊作にしてください」というお願いではないことです。
「豊作になった、めでたい」と先にお祝いする、前祝いの祭りなんです(VISITはちのへ)。
先に豊作を思いえがくことで、本当になるように願ったそうです。
1つの組は、親方、太夫、子どもの舞い手、お囃子など、20〜30人でできています(VISITはちのへ)。
八戸えんぶりの由来は田をならす農具「えぶり」

「えんぶり」という名前の由来は、農具の「朳(えぶり)」といわれています(VISITはちのへ)。
えぶりは、田んぼの土を平らにならす、T字の形の道具です。
太夫の舞を「摺り」と呼ぶのも、えぶりで田んぼをならすように摺るからです(VISITはちのへ)。
冬のあいだ眠っている田の神さまを、ゆさぶって起こす意味があります。
では、なぜ八戸で、こんなに大事にされてきたのでしょうか。
むかしの八戸のあたりは、夏でも海から冷たい風「やませ」が吹きました。
そのため、お米がなかなか育たない土地でした。
大きな飢饉にも、何度もあっています。
お米がとれるかどうかは、命にかかわることでした。
その強い願いから、全国にある田植えの踊りが、八戸だけの「えんぶり」になったそうです(VISITはちのへ)。
八戸えんぶりの歴史 800年以上続き、明治に一度禁止された

えんぶりは、800年以上続いているといわれます(VISITはちのへ)。
始まりには、言い伝えもふくめていろいろな説があります(VISITはちのへ)。
ずっと続いてきたわけではありません。
明治9年から13年までの5年間は、明治政府によって禁止されました(VISITはちのへ)。
もとは旧暦の小正月の行事だったので、新しい暦に合わないと考えられたのかもしれません。
それを復活させたのが、八戸藩の侍だった大澤多門です。
農家の祭りとしてではなく、長者山新羅神社のお稲荷さまの大祭として復活させました。
そのあとも、病気のはやりや冷害で、中止になった年がありました。
2021年と2022年も、コロナで中止になっています(VISITはちのへ)。
えんぶり組のある町では、3歳くらいから参加する子もいます。
大人から子どもへと、舞がつながれてきました。
八戸えんぶりの2つの型 ドウサイえんぶりとナガえんぶり

えんぶりには、2つの型があります(VISITはちのへ)。
どちらを舞うかは、組によってちがいます。
- ナガえんぶり:古い型。歌も動きもゆっくりで、優雅
- ドウサイえんぶり:新しい型。テンポが速く、勇ましい
見分け方は、烏帽子と持ち物です。
ナガえんぶりは、先頭の太夫「藤九郎(とうくろう)」の烏帽子に、赤い牡丹や白いウツギの花がついています。
藤九郎は鳴子を持ち、ほかの太夫とはちがう動きをします。
ドウサイえんぶりは、烏帽子に「前髪」という五色の房がついています。
ジャンギという、先に金具のついた棒を持ちます。
太夫が全員同じ動きで摺るのも、ドウサイえんぶりです。
舞の順番は、だいたいこうです(VISITはちのへ)。
- 摺りこみ:藤九郎が口上を述べながら入ってくる
- 摺りはじめ:苗代に種をまき、馬に田を耕させる
- 中の摺り:苗を田に植える
- 摺りおさめ:稲を刈り、俵を蔵に積むまで
- 畦留め(くろどめ):田んぼから水がもれないよう、呪文を唱えて終わる
組によって、区切りや中身は少しずつちがいます。
八戸えんぶりの祭りで見たい子どもの祝福芸

太夫の摺りの合間には、子どもたちの祝福芸があります(VISITはちのへ)。
- えんこえんこ:銭のついた銭太鼓を回しながら舞う
- 松の舞:松の枝を持って踊る。おもに子どもが舞う
- えびす舞:恵比寿さまが鯛を釣る様子を、釣りざおと扇子で舞う
- 大黒舞:右手に小槌、左手に扇を持って舞う
えびす舞は、釣り上げた鯛を家のだんな様にささげて終わる、おめでたい舞です。
2026年のかがり火えんぶりを見た人は、「恵比寿舞の子が表情豊かで堂々としてて」と書いていました(a6cd220437f44b9さんのXの投稿)。
寒い中、着ぶくれてまんまるになった子どもたちの舞も見どころです。
八戸えんぶり組の一覧 2026年は34組

2027年の参加えんぶり組の一覧は、決まりしだい公式で発表されます(VISITはちのへ)。
今わかっているのは、御前えんぶりに出る妻神えんぶり組だけです。
2026年の一斉摺りには、全部で34組が出ました(多摩川精機)。
配置図に書かれていた組は、こうです(hachinohe_kankoさんのXの投稿)。
- 番号順:八太郎、妻神、細越、大久保、小中野、仲町、日計、福田上、剣吉、上組町、山道、鳥屋部、新組、東十日市、常番町、田代、塩町、高瀬、石堂、櫛引上、市庁保存会、妙、研賛会、玉掛、重地、荒谷、百石
- 先取締:十一日町
- 御前:平内
- 御供:賣市
- 中取締:横町
- 取締:中居林、糠塚
- 後取締:内丸
ちなみに、八戸地方えんぶり連合協議会に登録しているのは、子供えんぶり組を入れて39組です(VISITはちのへ)。
このうち、およそ30組が八戸えんぶりに出ています。
いちばん多かったころは、100組以上あったといわれています。
組ごとに口伝えで受けつがれてきたので、歌い方や動きが組によってちがいます。
お気に入りの組や、舞い手のファンになる人もいるそうです。
2026年のえんぶり公演には、子供えんぶりも出ました。
北稜中・白鴎小、中居林小・青潮小の子供えんぶりです(GETTIIS)。
まとめ

まずは、2027年の日程と見どころをおさらいしますね。
八戸えんぶり2027の日程は、2月17日(水)から20日(土)までの4日間です。
八戸えんぶりの祭りの初日は、奉納、えんぶり行列、一斉摺り。一斉摺りは17日の10時40分からです。
八戸えんぶりの日程を見ると、夜は無料のかがり火えんぶりと、前売りだけのお庭えんぶりがあります。
昼は、えんぶり公演と一般公開、史跡根城えんぶりで、ゆっくり見られます。
八戸えんぶり2026は34組がそろい、最終日の金曜日はたくさんの人が来ました。
八戸えんぶりへの行き方は、本八戸駅から歩いて10分。寒さとすべる道に気をつけましょう。
次は、えんぶりそのものです。
八戸えんぶりとは、豊作を前祝いする冬の祭り。国の重要無形民俗文化財です。
八戸えんぶりの由来は、田をならす農具「えぶり」といわれています。
八戸えんぶりの歴史は800年以上。明治に一度禁止され、大澤多門が復活させました。
八戸えんぶりの2つの型、ドウサイえんぶりとナガえんぶりは、烏帽子と持ち物で見分けられます。
八戸えんぶりの祭りでは、子どもの祝福芸も見どころです。
八戸えんぶり組の一覧は、2026年は34組。2027年は決まりしだい発表されます。
真冬の八戸で、春を呼ぶ舞を見に行ってみてくださいね。
