小倉祇園太鼓いつから？400年超の歴史を持つ夏祭りのスケジュール

小倉祇園太鼓は福岡県北九州市小倉北区で開催され、約400年以上の歴史を持つ夏祭りです。

毎年7月、特に第3土曜日を中心に前後3日間のスケジュールでさまざまなイベントが展開されます。

2024年では、7月1日の太鼓台開きから始まり、19日の宵祇園、20日の大賑わいの日、そして21日に打ち納めまで行われます。

祭りの特徴は、装飾豊かな山車に乗せられた約45cmの直径の太鼓を演奏者が両面から打つスタイルで、地域の安寧や繁栄を願う多彩な願いが込められています。

会場は小倉城大手門前広場や小文字通りで、アクセスはJR小倉駅から徒歩約15分です。期間中は屋台も多く出店し、混雑や交通規制が予想されます。

　

小倉祇園太鼓はいつからいつまで？　スケジュールや内容について解説

小倉祇園太鼓はいつ？スケジュールの詳細

小倉祇園太鼓は、毎年7月に福岡県北九州市小倉で開催されます。

7月の第3土曜日を中心に前後3日間、さまざまなイベントが行われます。

2024年の場合、7月1日には「太鼓台開き」と呼ばれる打ち初め式から始まり、19日が宵祇園、20日が大賑わいの日、そして21日に打ち納めが行われます。

これらのイベントは主に小倉城大手門前広場や小文字通りで行われ、小倉の街全体が祭りの雰囲気に包まれます。交通アクセスとしては、JR小倉駅から徒歩約15分となっており、祭りの期間中は多くの訪問者で賑わいます。

日付	イベント
7月1日	太鼓台開き（打ち初め式）
7月19日	宵祇園
7月20日	大賑わいの日
7月21日	打ち納め

小倉祇園太鼓とは

小倉祇園太鼓は、平成31年（2019年）3月に国の重要無形民俗文化財に指定されました。

この祭りは、約45cmの直径を持つ太鼓を装飾豊かな山車の前後に一つずつ配置し、演奏者四人がその両面を打つユニークな演奏スタイルで知られています。

さらに、「ヂャンガラ」またはジャンガラと呼ばれる摺り鉦を手にした二人が加わり、参加する子どもたちのお囃子と共に、力強さと調和の取れた音楽を生み出しています。

「天下泰平」「国土安泰」「五穀豊穣」「商売繁盛」「無病息災」といった願いを込めて行われ、毎年7月には全国から約30万人の観客が集まり、地域の夏の一大イベントとなっています。

また、100チーム以上が参加する太鼓競演大会や、体験型の「おもてなし太鼓」など、参加者と観客が一体となって楽しむイベントも多数用意されており、日本国内外からの観光客にも人気の文化的ハイライトです。

　

小倉祇園太鼓の内容と会場

打ち初め式

打ち初め式は、祭りのスタートを告げる重要なイベントで、毎年7月1日にJR小倉駅前で行われます。

この式典では、祭り期間中に鳴り響く太鼓の演奏が解禁され、参加団体が力強い太鼓の演奏で小倉の夏の到来を祝います。

この瞬間から、小倉北区は祭りの色彩で染まり始めるのです。

宵祇園

宵祇園は、祭りの初日にあたり、地元の住民が町を行進し、健康と商売の繁栄を願う伝統的な行事です。

主に小倉城大手門前広場と小文字通りで行われます。

この日は、地元の町内を巡りながら、「無病息災」「商売繁盛」を祈願する太鼓とヂャンガラの演奏が特徴的です。

紫川親水広場や庁舎北川広場でも特別な演奏が披露されます。

「据え太鼓」のパフォーマンスでは、固定された太鼓を叩くことで、移動しない太鼓の迫力ある音が楽しめるため、観客には特におすすめの見どころとなっています。

訪れる人々は、伝統的な音楽と共に灯された提灯の明かりの下で、祭りの雰囲気を存分に楽しめます。

　

競演大会

2日目の「大賑わいの日」で特に注目すべきは、中学生以下の参加者が技を競う『子ども競演会』です。

この競演会は、「山車の部」と「据え太鼓の部」という二つの部門で評価され、参加する各団体の技術の高さが際立っています。

審査は掛け声だけでなく、衣装や整容も含まれているので、各団体の異なる魅力を比較するのも一興です。

競演大会は、小倉城大手門前広場で開催され、参加団体がその技術と情熱を競い合います。

各団体は、独自の太鼓演奏を披露し、審査員は技術性、演奏の調和、衣装の統一感などを評価します。

おもてなし太鼓

7月20日と21日には、来場者が自由に参加できる太鼓体験「おもてなし太鼓」が開催されます。

参加者は、経験豊富な団体の指導のもとで太鼓を叩く方法を学べるため、初心者でも楽しめます。

太鼓の音は縁起が良いとされ、普段はなかなかできない太鼓を叩く体験は、多くの幸運を呼び込む特別な機会となるでしょう。

太鼓広場

太鼓広場は、祭りの最終日に小文字通りで行われるフィナーレのイベントです。この日は、約4,000人が参加し、80台の山車と160基以上の太鼓が一斉に演奏されます。

提灯の光が夜の帳を照らす中、力強い太鼓の音が周囲に響き渡ります・

屋台や露天情報

小倉祇園太鼓の期間中、ちゅうぎん通りからみかげ通りにかけて、多数の屋台が出店します。

特に井筒屋近くのこのエリアがニびやかです。

焼うどん、焼きそば、フライドポテトといった定番の屋台食から、かき氷、スーパーボールすくい、ヨーヨーつりといったエンターテインメントまで楽しい屋台がたくさん出ます。

「はしまき」はこの祭りでの注目の食べ物です。これは、割り箸に巻いたお好み焼きで、手軽に食べ歩きができることが特徴です。

小倉城周辺や商店街では、訪れる人々が地元のグルメや地ビールを味わうことができる屋台もあります。

　

小倉祇園太鼓へのアクセス

小倉祇園太鼓の会場へは、JR小倉駅からが最も便利です。

駅から会場まで徒歩で約15分の距離にあります。この道は、祭りを楽しみにする多くの人たちで賑わいますので、15分といえば少し長い気もしますが祭りの雰囲気を楽しみながら歩けるのであっという間です。

小倉祇園太鼓の駐車場

小倉祇園太鼓は、公共交通機関の利用が推奨されています。

特に祭りの日は駅周辺や会場へのアクセスが混雑が予想されますので、車を使わないほうがいいでしょう。しかし、どうしても車で行きたいなら、勝山公園地下駐車場が便利です。

この駐車場は小倉城から徒歩約3分の場所に位置し、約500台の車を収容できます。

利用可能時間は7:30から23:00までで、料金は30分ごとに150円、最大で1,000円です。

祭りの期間中は、この駐車場を含め周辺の駐車場も大変混雑します。

そんな時には、事前に駐車場を予約しておく方法があります。

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小倉祇園太鼓の混雑情報

小倉祇園太鼓は、毎年約30万人の訪問者が訪れる大人気のイベントです。

特に、開催される7月の第3土曜日とその前後の日は、小倉城大手門前広場や小文字通りなどの主な会場周辺が大変混雑します。

競演大会や太鼓広場などのメインイベントが行われる時間帯は、特に人出が多くなるため、移動には余裕を持ったスケジュールを立てることが大切ですね。

また、屋台エリアも人気が高く、食事やお土産を購入する際には、長い行列ができることが予想されます。これらの混雑を避けるためには、イベントの開始時間よりも早めに会場に到着するか、ピークタイムを避けることが賢明ですね。

　

小倉祇園太鼓　いつから始まった？

小倉祇園太鼓の歴史

小倉祇園太鼓は、福岡県北九州市小倉北区で約400年の歴史を持つ伝統的な祭りです。この祭りの起源は、元和3年（1617年）に遡り、小倉城を建造した細川忠興公によって始められました。

細川忠興公は、城下町の繁栄と住民の健康を願い、京都の名高い祇園祭に触発されて小倉版の祇園祭を創設しました。

その後、江戸時代を通じて、祭りは八坂神社の神幸行事と結びつき、地元の町内で各種の伝統芸能や装飾された山車、笛、鼓、鉦（かね）などを披露する文化行事に発展しました。

明治時代と大正時代を経て、小倉祇園太鼓は現在見られる形式、すなわち山車の前後に太鼓を設置し、それを演奏する形式に進化しました。

この変化は、祭りに新たな魅力を加え、より多くの観客を引きつける要因となりました。

平成31年（2019年）3月、小倉祇園太鼓はその長い歴史と文化的意義が認められ、国の重要無形民俗文化財に指定される栄誉を受けました。

小倉祇園太鼓は単なる地域の祭りを超え、日本の文化遺産としての価値を国が認めたということになります。

　

まとめ　小倉祇園太鼓いつから？400年超の歴史を持つ夏祭りのスケジュール

今回の記事の内容を以下の通りまとめました。

• 小倉祇園太鼓は福岡県北九州市小倉北区で開催される
• 約400年以上の歴史を持つ夏祭りである
• 毎年7月に行われる
• 2024年では7月1日から21日までが開催期間
• 7月の第3土曜日を中心に前後3日間さまざまなイベントがある
• 「太鼓台開き」と呼ばれる打ち初め式が7月1日にある
• 19日は宵祇園、20日は大賑わいの日、21日に打ち納めが行われる
• 主に小倉城大手門前広場や小文字通りでイベントが開催される
• JR小倉駅から徒歩約15分の場所に会場がある
• 平成31年（2019年）3月に国の重要無形民俗文化財に指定された
• 約45cmの直径を持つ太鼓を装飾豊かな山車の前後に配置する
• 演奏者は太鼓を両面から力強く打つ
• 「ヂャンガラ」またはジャンガラと呼ばれる摺り鉦を手にした二人が参加
• 「天下泰平」「国土安泰」などの願いを込めて行われる
• 全国から約30万人の観客が集まる
• 100チーム以上が参加する太鼓競演大会がある
• 体験型の「おもてなし太鼓」など参加者と観客が楽しめるイベントが多数ある