トム・クルーズ主演の待望の映画「トップ・ガン マーヴェリック」にはトム・クルーズの自家用機が登場するという話を聞いて調べてみました。
自家用機は「P-51」、通称は「マスタング」。
日本では、「ムスタング」という名前で知られていますので、聴いたことがある!という人も多いでしょう。
第2次世界大戦中に活躍した戦闘機で、当時の最高の戦闘機だったという話です。
詳しく見てみましょう。
マスタングは、第2次大戦中のアメリカの最優秀戦闘機
マスタングはこのような戦闘機です。
これが映画の中で見られるんですね。
第2次大戦中の最優秀戦闘機といえば、わたしたちは「ゼロ戦!」と答えたくなりますが、これはあくまでアメリカでの最終週戦闘機の話です。
速さでいえば、すでにドイツが世界初ジェット戦闘機であるメッサーシュミットを実用化していますからね。
そんな最優秀線時ですが、いったいどんなところが最優秀といわれているのでしょうか。
速さ
第2次世界大戦後の1946年、アメリカ軍がマスタングと、サンダーボルト(P-47D)日本軍から捕獲した4式、を比べてみたそうです。すると、日本軍の4式が一番速かったそうです。日本の戦闘機よりは少し劣っていたということで世界最高ではありませんでしたが、後発のサンダーボルトよりは速かったということで、最優秀戦闘機と言われるのもうなずけますね。
航続距離
航続距離は、3000km。日本列島よりも長い距離を飛ぶことができるわけです。
日本の4式戦闘機の航続距離が2500kmだったので、はるかに長く飛べるわけですね。
なので、パイロットは心理的余裕が生まれたそうです。
また、護衛している爆撃機から離れて対地攻撃を行うというようなこともできたそうです。
攻撃をされた日本としては、やっかいな相手だったということですね。
高度での性能
高度での運動性能がいいということは、高硬度を飛ぶB29などの爆撃機について飛び、しっかり護衛できるということです。
当初から高度でも運動性能がおちないように設計されていたとのことで、高高度で運動性能が十分ではなかった日本の戦闘機としては迎撃するのに苦慮していたそうです。
以上、速度や航続距離、高高度での性能という点ですぐれていたマスタングですが、それぞれにおいて「世界最高」ではなかったそうです。
それなのに、「最優秀戦闘機」といわれるのは、第2次大戦中においてアメリカ軍が必要としたときに大量に使用可能であったということによるようですね。
マスタングという名前の由来は?
「マスタング」って「馬」の種類の名前なんです。
昔、アメリカ大陸が発見されたとき、スペイン人によって持ち込まれた馬が野生化したものだそうです。
トム・クルーズは、なぜ自家用に戦闘機を持っているのか
このマスタングという有名な戦闘機を、なぜトム・クルーズは自家用機としてもっているのでしょうか。
それは、1986年のトップ・ガン出演時以降、トム・クルーズが相当航空機の操縦にいれこんでいたと理由があるようです。
なんと、トム・クルーズは、編隊飛行や宙返りなどのアクロバット飛行もこなすほどの優秀な操縦士でもあるんですね。
今回の撮影においても、出演者が高速で飛ぶ戦闘機に慣れていくように、独自のプグラムまで考案したそうです。
操縦に自信があるからこそ、できることですよね。
マスタングを所持しているということは、それほどの腕のあるトム・クルーズならでは、ということでしょう。
第2次大戦中のトップ・ガンたちが乗っていた戦闘機ですからね。
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