第4話は,3話の大盛り上がりのあと,ちょっと落ち着く回でした。
冒頭,すごそうな人がでてきたので,さらなる盛り上がりがあるかと思っていましたけど,その大物が条件としてだしてきた10万いいね!に向けて,英子と孔明が一度離れ,それぞれでできることをし,最後に二人のこれからの進むべき道について決意を新たにする,という話でした。
しかし底に込められた小ネタが面白くて,ついいろ突っ込んで見ることができました。また,史実に基づいたオマージュらしきものもあり,楽しめる買でした。
1万の福岡のステージを選ぶか,10万いいねを達成してサマソニに出演するかの選択
大物のおっさんが冒頭登場します。3話の最後に,孔明はその登場を予期していたかのようでしたね。
どんな人物かというと,フェス界の超大物だそうです。
みるからに日本語が話せない外国の要人に見えました。だって,通訳までついてましたからね。
おっさんが何か英語でものをいうと,全然わからないオーナーが孔明に英語の訳を聞いてました。
オーナー,やはり孔明が転生者だとはまだ思ってないんですね。思っていたら英語の訳などきかないでしょうからね。
でも別れ際に普通に日本語で話してて,吹き出しました。
しかし,英子は,無条件で出られる福岡の1万のステージではなく,10万いいねを達成してのサマソニ出場を選びます。
それでも,最初は孔明に「福岡でいいよね」と弱気に賛同を得ようとするんですけどね。
オーナーも,必死にリスク回避の福岡をすすめてました。
福岡の視聴者が「当て馬にされた」とツイートされていたけど,それもそうですよね。
しかし,孔明に,叶えたい夢は何なのかあらためて問い返され,力強くサマソニの方を手にします。
なかなかかっこよかったですね。
でもそれ,孔明がなんとかしてくれると思っていたからのようでもあります。
「10万いいねなんでどうやって集めるんだ」のオーナーの声に,英子は「孔明ならなんとかしてくれるよね!」と全力で賛同を求めるからです。
でも, 孔明はキッパリ「それはいささか厳しいかと」
ハシゴ外し?でも,現状を性格に判断しての孔明の言葉でしたよね。
「10万いいね」」の意味
10万いいね!の条件,特になにも思わずみすごしてたんですが,これもどうもオマージュのようです。
トトロンさんが,次のようにTweetされていたんです。
「10万本の矢」ってのがたしかにありました。
赤壁の戦いで,曹操軍から10万本の矢を回収した話がありました。
全然気づきませんでした。おもしろいですね。
確かにそうかも知れませんね。
六本木どころか現代の日本に馴染みまくる孔明
孔明が六本木に詳しくない英子をナビし,「ハッピーアワーの間は千円で飲み放題。」なんていいながら酒を飲む。ドンキに行って「イエーイ」のメガネを買ってくる。
「聖徳太子殿には及びませんが・・・」などと英子に話す。
現代どころか日本史にも通じちゃっている孔明は,ひたすら,情報を探索し,組み立てていたんですね。
それがなじんでいるように見えるだけ
それんしても,この眼鏡,売っているんですかね。
孟獲の七縦七擒の話
孟獲の話が出てきました。
かざりたてて敵を威嚇する戦術の話です。
調べてみたら七縦七擒(しちしょうしちきん)っていうのが出てきました。
孔明が孟獲を7回も捕まえては逃してやったという話でした。
このことにより孟獲が孔明に心服したということなのですが,英子に「その話いつまで続くの?」と止められるんです。
孔明の人柄を示す話なので,最後まで語らせてもよかったかなと思うんですが,まあ,英子には関係ないことですからね。
オール開けの朝うどんと決意
オールあけのうどんやで,英子は自分の気持を初めて孔明に開示します。
いつも歌を一緒に歌っていたお父さんがいなくなったこと、その後、お母さんかは音楽を大反対されたこと。 これが英子に自身のなさをあたえてしまったということでした。
そんな英子は,世界的なフェスボイセルランドに出て,世界的なアーティストになるのだということを孔明に開示するんです。
ボイセルランドに出る夢を持っているのは、その先にお父さんに繋がりたいという気持ちがあったからなんですね。
目標の先に大きな目的があるというのは,とても強いモチベーションになります。
なので,単に世界的なアーティストになりたいというところで終わらず,その先のお父さんに届けるという強い気持ちがあるから,簡単には諦めないんですよね。
こういうあたり,とても丁寧に描かれているなと思います。
水餃子のマジカミ!
孔明と英子は,水魚の交わり。お互いにとってお互いが必要な関係です。
孔明と劉備の関係性を示す有名な言葉ですね。
孔明のそのつぶやきを聞いた英子は「水餃子のマジカミ?」と。これはあまりの聞き間違いですが,でも孔明に意味を聞いたあとでも,「孔明と私は水餃子だね!」とってにっこり笑う英子の笑顔にまあ,一安心です。
しかし,その直後,英子のスマホを持つ手が細かく震えているシーンがえがかれます。
そして,孔明に「曲作ってみたんだ!聴いてくれる?」と言ってスマホとイヤホン渡す英子の本気な顔。決意がひしひしと伝わってきました。
その曲がEDになるという,とてもおしゃれな構成。
まとめ~「今宵は六本木が激アツです」という孔明の占いの意味

孔明が,英子に「今宵は六本木が激アツです」と言って,英子を六本木にさそっていたのですが,その意味が最後にわかりました。
はじめて,人まで自分のボイセルランドに出たいという夢を語った英子。
その英子に,前世の叶わなかった夢を賭け,全力でサポートすることを誓う孔明
この二人の誓いが六本木を激アツにしたのでした。
ところで,インスタグラムにEIKO アカウントがほんとにあるんだそうですよ。
また,こんな小ネタも!
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