小林さんちのメイドラゴン第8話を初めて見る人のためのガイドです。
お話は
- 遠足弁当試合3番勝負
- エルマ登場
の2本からなっています。
今回もとても濃い内容です。お楽しみポイントが満載です。
まずはかんたんなあらすじから。
ネタバレはなるべく内容にしていますが,心配な方はお気をつけ下さいね。
かんたんなあらすじ
まずは,遠足弁当試合3番勝負から。
カンナが遠足のお弁当をトールにせがみ,それをトールが私のほうが上手なので私が作ると行ったことに端を発します。
例によって,ファフニールさんやルコアさんを呼び,セットまで作って試合をします。ルコアさんが実況,ファフニールさんが審査員,カンナが審査員長です。
勝敗は果たして・・・
・・・とこの前半の話は,あとに続くエルマの登場の伏線になっています。
トールが弁当試合の食材を求めに向こうの世界に帰った時に開けた穴。これを通って宿敵エルマがやってくるんです。
エルマはトールを連れ戻すために勝負を挑みますが,結局トールから懐柔されてどこかへ・・・
そのエルマは翌日小林さんの会社に現れます。
遠足弁当試合3番勝負
楽しみ方ポイント トールの指クロス
カンナから遠足のお弁当をせがまれた小林さん。気持ちよく「いいよ」といっている後ろからトールがやってきて「いいんですよ。私が作ります」と声をかけます。
直後,「私のほうがうまいんですから」といいながら指クロス
小林さんとのやりとりの間中,指クロスしていますし,それがアップになるシーンも。このシーンは初めて小林さんとトールとが喧嘩をするというシーンなんですが,その冒頭でこの指クロスが入ります。
っこれはいったいどういう意味でしょうか。
これは,「グッドラック」というような意味だそうです。知恵袋にもたくさんの質問がでていますが,全部同じような回答。
それでは,なぜトールは小林さんに指クロスをしたのでしょう。
グッドラックは,小林さんに,「勝てるなら勝ってみな」的な挑発だったとみるべきでしょうか。
楽しみ方ポイント 小林さんの「はん」という上から笑い
最初の試合では小林さんが勝つんです。トールのすごいシーザーサラダに対して小林さんはミニトマトふたつだけ。
しかし,弁当という特性を考えた時,ミニトマトの方が勝ち。
なっとくできずに審判に講義するトールに,「はん・」とせせらわらう小林さんの小意地の悪い顔が見ものですよ。その後のトールの悔しがりぶりも。
楽しみ方ポイント 「俺たち相手に対等のつもりか?人間!」と威嚇するファフニールさんに応える小林さん
トールが3番めの食材を買いに行っている最中,ルコアさんとの話の中で「トールは友だちといってもいい」と小林さんが言うシーン。
横で聴いていたファフニールさんがぴくんと耳をたて,ものすごい顔で小林さんをにらみつけて「俺たち相手に対等のつもりか?人間!」と威嚇します。
目をカッと広げて真っ赤な瞳を向けられたら,一般の人間は震え上がるでしょう。そんな顔でした。
ところが小林さんはビールを飲みながら「うん」とあっけらかんと答えます。
それを聞いて,激怒するのではなく,うっとつまるファフニールさんが,結局聴く耳あるんだなと思ってますますファンになる人がおおいんじゃないでしょうか。
ちなみに小林さんが飲んでいるビールには「かに」が描かれています。
なにかおわかりでしょうか。
きっと「エビ」スビールのオマージュでしょうね。
楽しみ方ポイント く・・・靴脱がねば・・・
実は,ちょっと意味不明なシーン。3番めの食材を勝って帰ってきたトールが,玄関から部屋に入る時「く・・・靴脱がねば・・・」いうカットがあるんですが,その意味がよくわからないんです。
わざわざそんなカットを入れる必然性がわからないんですよね。
特に以前靴を脱がなくて叱られたとかのエピソードがあるわけじゃなし。
なにかおわかりの方,教えて下さい。
エルマの登場
さて,いよいよ,本話の重要なシーンです。
第8のタイトルは「新たなるドラゴン エルマ!(やっとでてきましたか)」となっています。
「小林さんちのメイドラゴン」というお話全体を通してとても重要なドラゴンであるエルマの登場シーン。
期待を持って見てください。めちゃくちゃかっこういですから。
楽しみ方ポイント とりえあず格好いいエルマの登場シーン
試合を終えて仲直りしたトールと小林さん,そしてカンナが和気あいあいとご飯を食べ終わった頃,大音響とともに壁をぶち抜いてエルマが登場。
三叉鉾をいだき,片膝ついて頭を低くし,すぐにでも戦闘に入る体制のエルマがすごくかっこういい。
いったいなんのドラゴンでしょう。
尻尾の先には尾びれのようなものが見えます。
また,もっている三叉矛,トライデントは,海の神ポセイドンなどに関する武器ですね。
この情報から見ると,きっとエルマは水竜なのだろうということになります。
楽しみ方ポイント 学校で勉強した知識を修羅場で使うカンナとそれを褒める小林さん
カンナはそれをみて,「トール様とエルマ様は犬猿の仲」という言葉を使います。
小林さんから「学校で習ったの?えらいね」と褒められたカンナが,表情はそのままで,しっぽが元気に浮かんでまわりにパーッと輝きが広がるところ。やたら得意そうでなによりです。
楽しみ方ポイント 緊迫した場面で空腹の腹を鳴らした挙げ句,小林さんから叱られ慌てふためく
今にもトールにとびかかりそうな勢いのエルマが,急にお腹を鳴らします。
このあたりから,かっこいいはずのエルマのスキが見え始めます。
そして,「人の家を壊しておいて随分な態度じゃないですか?世界の秩序を守る前に法律を守ってください」と至極当たり前のことで叱られ,慌てふためくところをみて,完全にエルマというドラゴンの立ち位置がわかってしまいますね。
食いしん坊の,天然キャラです。
でも,トールにとってとても重要な意味を持つキャラでもあるんですよ。
楽しみ方ポイント トールが説明する混沌勢と調和勢の違いがわかりやすい
エルマとトールがなぜ中が悪いのかということで,トールが混沌勢と調和勢との違いをはなします。
これがとてもわかりやすい。小林さんも腹落ちします。
混沌勢,調和勢の話が初めてちゃんと語られたシーンでもあります。
その後,「トールは悪いドラゴンなんだ」と言われての弁解が棒読みなんですが,ぜひ桑原由気さんの棒読みぶりを聞いてほしいですね。
楽しみ方ポイント 2回目はピンポンと鳴らしてリベンジにくるエルマ
エルマは闘気まんまんでトールに決闘を挑みますが,トールの機転で以前カンナと遊んだ草原にエルマをとばしてしまいます。
このあたり,トールの人間界での成長を感じますね。
そのエルマがリベンジにもどってくるのですが,さすがに今回は,玄関からピンポーンとならして入ってくるところが流石に調和勢の龍の面目躍如。なかなか行儀が良いです。
でも腹が減ってリベンジどころかその場にたおれてしまいます。
カンナがくれたクリームパンを食べて,そのおいしさにほっぺが落ちそうになっているエルマの顔がもう愛らしくてしかたないです。
結局,トールから「帰ってくれたらこのパン全部あげます」といわれて大喜びで帰っていくエルマ。餌付けですね。
エルマの入社
このエルマ,トールの開けた穴からから来たはいいが,自分で穴を開けて変える能力がありません。
で,食い扶持を稼ぐために人間界で仕事を見つけた先が小林さんの働く会社だったというわけです。
この会社,のちのちわかりますが,ちょっと異世界に縁のある会社でして,エルマが入社したのはなにか因縁があるのかもしれません。
楽しみ方ポイント 小林さんの後輩になるエルマ
そういうわけで,エルマが小林さんの後輩になるんです。
入社当日は,登場したときの小林さんの呼称「人間さん」だったのですが,翌日から「小林せんぱい」に変わります。
エルマも巨大な力を持った龍なのに,人間を先輩と呼ぶ器量の深さがあるんですね。というか調和勢なので,人間とはあらそわないんですよね。
楽しみ方ポイント 小林さんの家への3回目の訪問は,仕事服で
そして,小林さんにお世話になっているエルマは,小林さんの家に自作のお守りをもって尋ねてきまsう。
今回は,仕事着でちゃんと玄関からはいってきていました。
だんだん人間界で成長していくエルマでした。
楽しみ方ポイント はじめてトールの頭をなでるシーン
エルマにやきもちを焼くトールに,小林さんが優しく頭をなでてあげるシーンがあります。
この頭を撫でるというシーンは,このお話全体を通してよく出てきます。自分よりも背も能力も全て上のドラゴンに,小林さんは背伸びをするようにして頭を撫でるんです。
ときには自分が撫でられているような視点から描かれることもありますので,今後でてくる頭なでシーンに注目です。
おまけ カンナ 甘える
カンナの甘え方が異常にかわいらしい
小林さんのおなかに顔くっつけてパジャマをかみながら上目遣いで「小林 おなかへった・・」
尖らせた口がなんともかわいらしいです。
まとめ

今回は待ちに待った人が多かったであろうエルマの登場回でした。
前段のお弁当回も濃かったので,私の記憶では2つは別の話だと思っていましたが,今回弁当試合とエルマ登場とが一つの回におさめられていたと気づいてびっくりしているほどです。
エルマは今後重要な天然キャラとして,笑いを振りまきながら,時には大切なメッセージを伝えてきます。
アニメの声もとても素敵ですよ。
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