大人気アニメ 小林さんちのメイドラゴンをこれから見る人のための楽しみ方ガイド,第6話は,界隈ではちょっとした有名な回でして,詰め込みすぎというくらい濃い回です。最初から才川の「ボヘー!」が見られますし。
ルコアさんが「使い魔」として召喚された話,才川の姉ジョージーに招かれる話,そこで起きるカンナ関連の有名な話,そしてファフニール君のこれも有名な言葉。
これらが第6話という一つの話に全部つまっていたのか,と改めて驚いています。
ということで,今回の楽しみ方のポイントは4つです
- ルコアさんがこちらの世界に住むようになったわけ
- 小林さんとジョージーさんのメイド談義とそれについていけないトール
- 才川に覆いかぶさったカンナが,あとで「◯◯したかった」と言ったその内容は
- 人間としての滝屋を認めたファフニールの一言
それでは言ってみましょう。
どうしてもネタバレになってしまうので,ご注意くださいね。
ルコアさんがこちらの世界に住むようになったわけ
ファフニールに引き続き,ルコアさんもこちらに住むことになりました。ちょくちょく小林さんのうちに遊びに来ることになったということもありますが,道を歩いていたら子どもが悪魔を召喚していることを感知して自分が呼び出されてあげたというんです。
そして,主従の契約までしてしまったとのこと。
ルコアさんによれば,この魔方陣では悪い悪魔を召喚してしまうから,自分が先にでてあげたとのこと。
ルコアさん優しいですね。
楽しみ方ポイント
ここでは,ルコアさんから今住んでいる家に招待された小林さんが,ルコアさんに質問するシーンを挙げたいと思います。
それは「ルコアさんって何なの?トールの仲間だからドラゴンかと思ってるんだけど」と問うんです。
その答えは「元神かな・・・」
ここでもトールが,ルコアがなぜ神の座から追われたのかを説明しようとして「あわあわ」と慌ててそれを阻止しようとするルコアさんがいました。
神だったら,本来はドラゴンと敵対するもののはずですが,神でなくなったことでこうやって交流を結べているのでしょう。
小林さんとジョージーさんのメイド談義とそれについていけないトール
小林さんとトールとカンナの3人が才川の家を訪れます。
トールは,自分にメイド談義を挑もうとは,と才川のうちのメイドをこしゃくに思っている様子。
カンナは小林さんを「こばやし 保護者」と紹介します。後々,才川が「カンナさんって,メイドをトール様と言っているのに,お母さんをコバヤシって呼んでる」とつぶやく回がありますが,その大きな伏線となっています。
楽しみポイント
ジョージイのメイド服をみて,トールはメイドらしくない,やれやれといった表情ですが,小林さんがそれこそ真のメイド服であることを見抜き,ジョージーから「ご慧眼おみそれしました」と言われます。
あなたと私は同志!と言って手を握り合う二人にトールはヤキモチ。
その後は,ジョージイとコバヤシさんの熱いメイド談義となります。この二人の話がとてもおもしろいですよ。メイドにはまったきっかけの本や,その本の内容について尽きぬ話を繰り広げます。
ここの二人の掛け合いが見事。
トールが白旗を上げてカンナのところに助けを求めて逃げて行くのも見ものです。
才川に覆いかぶさったカンナが,あとで「◯◯したかった」と言ったその内容は
カンナと才川は二人でツイスターゲームなどで遊びます。カンナのやわらかいからだがぴったりくっついてくることで,才川は身体から湯気を立てて伸びてしまいます。
お楽しみポイント
カンナがゲームやりたいというので,かいがいしくおもしろそうなゲームをみつける才川。
そして,カンナからひざ椅子にされ思わず幸せ絶頂でぎゅっとカンナを抱きしめる才川。
このあたり,完全にカンナにペースを握られてしまっています。
ここで才川が「カンナさんのこと大好き。結婚したいくらい」と言ったことばがトリガーとなって,カンナが急変。身体を翻して才川に覆いかぶさります。
「じゃあ,もっとなかよく・・・」といいながら才川に顔をつか付けるカンナ。
才川・・・とカンナがささやき,まっかになった才川があわあわとなります。
もう完全にカンナペースですね。
ここで,小林さんとジョージイのメイド談義から逃れてきたトールがカンナたちのところに逃げ込んできて,才川とカンナの結婚騒ぎは一応終了。
トールを捕まえに来て抱きついている小林さんとジョージイさんは黒のシルエットになっており,いかにも邪悪な存在のように書かれているのが見どころです。
みんなが帰った後,才川は「あの時,カンナさん私にないをするつもりだったんだろう・・・」とつぶやきます。
直後,カンナがなにかつぶやいているシーンが入ります。
ガラス越しに外に向かってなにかつぶやいていて,動く口だけが表示。直後部屋の内側のカメラに切り替わり「・・・したかった」というつぶやきが入ります。
この口パクが何を言っているのかというのはネットでも結構話題になりました。
そのシーンをコマ送りにして検証した記事があります。

この記事では,ドラゴンたちが身体の汚れを落とすためによくやっているという「なめあいっこ」ではないかと推測していました。
Yahoo!知恵袋にもいくつも質問があり,そこでも「なめあいっこ」ではないかと推測されていて,どうもそこに落ち着いているようです。
カンナは,関係を深めるためにドラゴンたちが普通にやっていることをしたかったのでしょうね。
ぜひアニメで検証してみてください。
人間としての滝屋を認めたファフニールの一言
ファフニールは引きこもりのプライドが高い邪竜という言い方をされますが,私としてはよく人の話を聴くそれなりのコミュニケーションができるドラゴンだと思います。
カンナの話によると,よく道端で踊っていたりしているそうですが,これは「コールアンドレスポンス」の練習をしているもののようで,滝谷さんとも一緒に練習していました。
楽しみポイント
滝谷さんと二人で,コールアンドレスポンスの練習をしているところは見もの。とても文章では説明しきれません。
オタクモードでメガネを掛けた滝谷さんの掛け声に合わせて,アクションをするファフニールさん。とても邪竜とはおもせません。
二人で並んで食事をし終え,「ごちそうさま」の直後,見事な連携プレイで食卓をかたづけゲームモードにするところも何度もみてしまいます。
皿洗いの当番をゲームの勝敗で決めるんですが,この連携プレイが見事なんです。
滝谷さんが「さて」といって食卓の台を持ち上げる瞬間,ファフニールさんはテレビのリモコンでさっと画面をつけます。その直後滝谷さんは台を横にさっと動かし,同時にファフニールさんがリモコンをいすに起きます。二人は同時にコントローラーを持ち,ゲームの体制が整います。
これがほんの1~2秒で完了してしまうんですよね。
ここは何度見返しても気持ちいいところ。
そんなファフニールさんと滝谷さんはドラゴンと人間との交流をいつの間にかあたためていたのでしょう。
一時,「ファフ君」と呼ぶ滝谷に「それは俺のことか」と戸井田指します。滝谷は気を悪くしたならといって謝り,またファフニール殿と呼ぶのですが,ふたりでおでかけをしているときに滝谷さんが「ファフ君・・・あ,ファフニール殿」といいなおしたとき「構わん」というのです。
そして,「人間にはあたりとはずれがいる。滝谷,お前はあたりだ」と独り言を言うのです。
ファフ君という通り名で呼ばせるというのは,実はドラゴンにとっては大きな意味を持っていて簡単なことではないんです。
それをあのファフニールさんが許したということは,滝谷さんのコミュニケーション能力というのがどれだ高いのか,そしてファフニールさんもそれを受け止める力を持っているのだということがよくわかるエピソードです。
まとめ

今回はとても濃い回でした。
特にカンナの「◯◯したかった」というのは,ネット上でも大きな話題になったシーンでもあり,この6話はとても意味深なものとして語られていますね。
ファフニールさんのコミュニケーション能力の高さもよく描かれていて,この回でファフニールさんに愛着を持った人も多かったようです。
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