これから小林さんちのメイドラゴンを見る人のためのガイドです。
11話は,年末年始の1週間に渡るお話。暮れとお正月にわたるドラゴンたちを交えた小林さんのコミュニティにまつわる,楽し見どころ満載のお話になっています。
今回は,年末と年越し,年始の3つの柱に分けて,その楽しみ方を解説します。
ネタバレはなるべくしないようにしますが,気をつけてくださいね。
まずは簡単なあらすじから。
かんたんなあらすじ
商店街でくじを引くシーンからスタート。1等の温泉旅行をあてたくて持っている3枚のふくびき券を使ってくじをひくトールとカンナでした。
年末の,トールのがんばりようは眼を見張るものがあります。行事を取り仕切るのがメイドの役目と,一生懸命に年越しの準備をしたり,ご近所付き合いをしたり。
ドラゴンの能力って本当に高いなと思わせられるところです。
年越しは,いつものメンバーでとなりますね。神社での年越しが終わったらみんなで小林さんのうちでお年始。
初日の出をみんなで迎えます。
小林さんも,トールとカンナにお年玉をあげて小林家の正月は終わります。
この,年末年始の間,影の主人公は,「こたつ」です。
こたつに完全支配されるドラゴンたちと小林さんをぜひ見てくださいね。
年末
お話しは,クリスマスが終わった後の年の瀬。小林家が商店街に買い物に行くシーンからです。
楽しみポイント こたつのとりこになる小林さんとトール,カンナ
トールは福引でこたつをあてたのですが,これにどっぷりとハマり,とけてしまう3人。
トイレに行きたくなった小林さんがトールに「メイドだろ,かわりにいってこい」と言って,トールから呆れられるシーンがおもしろいですね。
また,そとでご近所さんがチャイムを鳴らしてもだれもでていこうとしないとことか,応対をしてもどってきてさあこたつに入ろうとした時またチャイムがなるというあるあるシーンとか。
みていて安心の展開でした。
このこたつは,年末,年越し,年始にわたって重要なアイテムとなります。
楽しみポイント 年中行事をしっかり司るメイドの役目
「年中行事をとりしきるのがメイドの役目」というトールは,もちつきの道具を借りてきたり,そばの打ち方を商店街の蕎麦屋さんからならったりなど,めざましい働き。
小林さんのために年賀状まで勝ってきて用意しているところは関心しました。
また,小林さんが干支をカンナに教える時,「ね,うし,とら・・・あ,なんだっけ」と言ったあとをトールが全部つなげるシーンがあります。
ネットで正月の頃を色々調べているうちに出てきて,覚えてしまったのだとか。
トールのやるきを感じました。
楽しみポイント トールのご近所付き合いぶりがすごい
こたつでぬくぬくしているトールたちをチャイムの音が襲います。
だれもでずにこたつの上でとけるようにしている三人に,おとなりさんの「トールちゃん」という声。
しぶしぶでていくトールでしたが,お隣さんにであったとたん,持ち前のコミュ力で応対します。
おせちのつくりすぎたものをもってきてくれたのですが,トールはお礼を言った後,ちゃんと先程ついたもちをお礼にわたすんですね。
この近所付き合いの機微がとてもすばらしいです。
年越し
楽しみポイント ドラゴンたちの晴れ着姿
年越しの初詣に行く時のみんなの晴れ着が見ものですよ。
カンナと才川。とてもキュート。
トールも真っ赤な晴れ着を小林さんから借りてきせてもらっています。
エルマはいつもの着崩しの和装で頭の中はおいしいものでいっぱい。甘酒を楽しみにしているようです。
ルコアはいわずとしれた◯女っぽい晴れ着で翔太くんがめのやりばにこまっています。
ファフニールさんにも目を見張りました。なんと和装。これがとても似合うんです。
ぜひアニメでご堪能ください。
ファフニールさんは,年越しの準備をする滝谷さんの家では「どてら」をきていることも判明しています。滝谷さんとオソロで色違いです。こちらもアニメでお確かめを。
楽しみポイント 初詣での破魔矢を持つファフニールさん
みんなでおみくじを引いたり,甘酒を飲んだりしているところに,ファフニールさんが破魔矢を持って登場。
破魔矢は御存知の通り,魔除け。
邪竜,呪いの龍のファフニールさんにとっては目の敵のようなものです。
しかしファフニールさんにかかっては,新しい呪いの研究の材料にされていました。
楽しみポイント 大凶をひくトール
ジョージーさんはおみくじで大吉をあてていました。「おじょうさまがお持ちください」といって才川にあげようとするんですが,才川はいっしゅんお姉ちゃん・・・と言いかけたのを言い直し「ジョージーがもってて」と遠慮するシーンがあり,なかなか趣深い。
トールはなにかあたったと大喜びで小林さんに店来るのですが,それが「大凶」
願い事はかなわないし,失せ物はでない。まさに大凶っぽいですが「待ち人」だけは来るのだそうです。
なにか意味があるのでしょうか。
年始
楽しみポイント トールからそっぽを向かれる小林さん
お正月まっただなか。こたつでぬくぬくとしている小林さんは,みかんを食べたあとの皮をくずかごに投げるんですが,入りません。
「トール,拾ってよう・・・」と頼むのですが,トールはそっぽをむいて「今,手が離せないんで」ときっぱりとことわります。
手が離せないどころか,こたつの中でじっとしているだけなですけどね。
トールも断ることがあるんだな,それくらいこたつが気持ちいいんだなと思わせられるシーンですね。
楽しみポイント 家族という言葉に反応するトール
みんなで冬休みの宿題の書き初めをしている時,小林さんのお母さんから電話があります。
トールが用意してくれた年賀状が届いたという電話でした。
だれからですか?とというトールに,「家族。みんなげんきだってさ」と応える小林さん。
トールは,一瞬寂しげに物思いの目をして,「そうですか・・・」と答えます。
トールは,家族のことを思い出しているのでしょうか。
小林さんが「渡しの場合はこっちでの生活が自分の生活になってるってことかな」と言った時,「わかる気がします」と答えていました。
小林さんに「帰ろうと思ったら帰れるんでしょ。会いにいかないの?」と問われて,
「ここでの小林さんとの生活が私の生活ですから」と小林さんの言葉をそのまま返していました。
このとき一瞬家族のことを思い出す時,黒い怖そうな影がトールの脳裏をよぎります。
この後の物語の大事な伏線になっています。
楽しみポイント トールとカンナにお年玉をあげる
正月も終わり,小林さんがみかんのかわをくずかごになげたとき,みごとに入るんですが,トールがうまいこと「きれいに落ちて入りましたね」というのです。
小林さんが「うん!おち・・・」といった瞬間,頭を福引のときに出てきた玉がよぎります。
翌日,初出勤の時,わすれていたお年玉を,トールとカンナに上げるシーン。
初めてもらいました!と喜ぶトールに,「初めてあげたよ」と幸せそうに応える小林さんです。
まとめ

今回も,見どころ満載の,濃い回でしたね。
私は,こたつでとけている3人のシーンがとてもすきでした。
また,上では書いていないんですが,初詣のあとみんなで小林さんの家でお年始をする時,エルマがトールの作ったお雑煮を食べてほっぺたがおちそうに「うまい!!!」とさけぶシーンもすきでした。
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