小林さんちのメイドラゴン第10話を初めて見る人のためのガイドです。
今回も見どころが満載で,困ってしまうほどです。
そこから厳選してお楽しみポイントをお送りします。
それではかんたんなあらすじから。
かんたんなあらすじ
第10話は,トールが商店街の肉屋さんから,老人ホームでのクリスマスの出し物を依頼され,いつもの仲間で劇団を作って発表するというお話。
才川の出した提案,マッチ売りの少女をやることに決定するんですが,当然のようにそのままですむはずはありません。
誰が主役をやるのか。だれが演出をやるのか。ファフニールさんやルコアさん,エルマまで混じって,さまざまな話のくっついたものすごい劇になってしまいます。
配役をめぐるドタバタや,本物の魔法を使う演出に見どころ満載です。
そして,今回は萌え要素がやたらたくさんつまってますのでお楽しみに。
劇の前,劇中,劇の後のみっつにわけてそれぞれお楽しみポイントを解説します。
劇の前の見どころ
楽しみ方ポイント カンナのなりきり
マッチ売りの少女主役に抜擢され,なりきって小林さんの前でなんども練習するカンナがとてもかわいいです。部屋の中であちこちに向かってマッチを差し出しながら「マッチ入りませんか」と練習するカンナがとてもなりきり
楽しみ方ポイント けっこう乗ってくるファフニールさん
ファフニールさんはあいかわらず,「人間のために出し物をやるなど・・・」みたいな不服な顔立ちでいますが,なんだかんだいって,演出になったり,脚本を考えたり。
演出はみんなを恐れさせてエルマに交代させられてしまいます。
脚本はわざわざ後で考えてトールに電話をかけてくるほどの入れ込み用。魔女っ子をだすというアイデアなど,もう完全に人間界のオタクにはまっています。
トールからは速攻電話を切られていますが,その前でカンナが「マッチ・」と練習しているカットが目に焼き付いています。
楽しみ方ポイント エルマの演劇観
エルマは,才川から演劇をしようと提案を受けた時,「ああ,石の舞台の上で人間がやっているお芝居のことか」と合点します。
その時エルマの頭に描かれているのは,古代ローマの円形劇場。
そしてエルマは,練習の時,公園にローマの円形劇場そのものを再現してみんなを練習させていました。エルマの融通の効かない演出家ぶりもなかなか見ものです。
劇の最中の見どころ
楽しみ方ポイント 魔女っ子の翔太くんがやたらと似合っている
なんといっても,マッチを売るカンナに声をかけてくるのが翔太くん扮するかさこ地蔵のおじいさんというのが混沌のはじまりです。
その翔太くんはファフニールさんの魔法で魔女っ子に変身するのですが,これが見事に魔女っ子。すごくかわいいので,それだけでも見ものです。
楽しみ方ポイント 魔法使いとして登場するファフニール
あれだけ「くだらん」とか「ふん」とか言っていたファフニールさんですが,ちゃんと魔法使いとして登場。人間界でのエンジョイぶりをしめしてくれます。(上のツイッターの画像)
カンナと翔太くんを魔女っ子にした後,魔法のスティックをかけて争わせようとします。さすが邪竜。
ルコアさんが一瞬だけ登場し,二人を争わせようとするファフニールさんに立ち向かっていくシーン。
ファフニールの登場の仕方が,煙の中から本当に現れるという本物の魔法を使った出現だったのに,ルコアといっしょにさるシーンは,いかにも暗転という感じでそのギャップがおもしろいです。
楽しみ方ポイント 忠臣蔵まで出てくる始末
みんなで脚本をいじり,かさこ地蔵,魔女っ子とさまざまなものがくっついたマッチ売りの少女ですが,極めつけは,エルマ提案の忠臣蔵。老人たちがよく知っているだろうからという提案は,さすが人間界のことを調査に来たと言うだけありよく知っています。
エルマの敵役の吉良上野介にはトールが。
もう見た目安倍晴明かと思しきトールと,宿敵大石内蔵助役エルマとが,舞台の上でガチの魔法の打ち合いをやり(トールなど,しっぽまではえてます),観劇に来た小林さんのヒヤヒヤさせますが,老人たちは「CGじゃ」と誤った理解をしてくれたおかげで事なきを得るどころか,拍手喝采を受けるのでした。
劇の後の見どころ
ずっと心配していた小林さんでしたが,劇団ドラゴンのみんながうれしそうにホームを出てきたのを見て,ほっとして,心からみんなのがんばりをたたえていました。
楽しみ方ポイント 頭なでなで2連発
よくがんばったね,とトールの頭をなでる小林さん。
今回は,もう一度なでなでシーンがでます。
それは,トールの背中にのってクリスマスの空を飛び回っている時。その背中のうろこをなでてあげていました。
楽しみ方ポイント トールから小林さんへのプレゼントが「あれ」
クリスマスなので,ドラゴンの姿のトールが背中の小林さんに,プレゼントを渡します。向こうの世界から持ってきた腰痛によく聞く薬だと聞いて,大喜びであけた小林さんでしたが・・・・
なぜかモザイクがかかっています。なんだか怪しい色のものがもわもわ動いており,小林さんが一瞬で蓋を締めてあかないようにしていたので,なんらかの生物ではないかと思われます。
トールはそれをすりつぶして腰に塗れと言っていましたが・・・小林さんはドン引きでした。
お話し全体を通しての見どころ
楽しみ方ポイント サンタを待つカンナ
カンナはこの第10話を通してずっとサンタをまっています。
トールはサンタのことを「全身返り血のおじさん」とか無茶苦茶言っていますが,カンナは部屋に暖炉をつくってもらって煙突から入ってこれるようにしたり,家の玄関の前に「よい子」とか「小林カンナの家」など看板をかざりたててアピールしていました。
小林がそーっとカンナの部屋にプレゼントを置きにいきますが,カンナが気合で眠らずにサンタを待っているので身動きがとれないというところは,まああるあるですね。
まとめ

今回は,劇団ドラゴンの回。
それぞれの濃いキャラクターがぶつかりあってとんでもない脚本,演出になるんですが,結局みんなの仲の良さがはっきりした回でしたね。
芝居が終わったあと,みんなで小林さんの上で打ち上げをするところなど,完全にひとつのコミュニティとして心が一つになっていることを感じます。
あのファフニールさんでさえ,いるんですから。
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